アーミー概要
制作者 Rman
アーミー名 インペリアルフィスト戦団・Defender of Jenys
ジェネラル名 第三中隊中隊長パウロ・サンドロス
製作期間 2009年3月〜2011年2月
アーミーの規模 約6000ポイント

過去最大規模のアーミー
丸々2年間の製作期間を経て、僕のインペリアルフィストもかなり大規模なアーミーになりました。
ここまで一つのアーミーを大きくしたのは僕の製作歴からいっても初めてです。

僕の過去を振り返ってみると、アーミー製作を始めるとなるといつも入れ込んでしまい、他のゲームはおろかアーミー以外のミニチュアもほとんど作らず、
趣味の時間といえばアーミー製作一本になってしまいます。2009年から2010年の2年間もまさにそんな感じでした。アーミーの製作ってほんと、楽しいんです!(笑)。

言うなれば個々のミニチュア製作も全てアーミー製作の一部であって、僕はアーミーを作るのが楽しくてミニチュアペイントをしてるんだと思います。
だからアーミー製作に関係ないミニチュアのペイントは非常に面倒に感じてしまうのでしょう(笑)。
そして、アーミー製作の魅力をひとつあげるなら、「リミットが無い」ことでしょうか。
自分が望めば、いつまでもどんな規模へも成長させることができるのがアーミー製作の大きな魅力のひとつです。

こうして見ると、サンダーホークのデカさが際立ってますね〜。ほんとよく作りました、我ながら(笑)
ウォーハウンド・タイタンもインペリアルフィストの強大なる増援戦力です。

よく途中で飽きなかったねぇ?
スペースマリーンのアーミーってパワーアーマーや装甲のペイントが主なので、見た目はおのずと単色になっていきます。僕の場合は黄色ですね。
僕は無類の黄色好きなので、この真黄色なアーミーをこうして形にすることができて本当に満足しています。
マリーンアーミーってメインカラーが印象的なだけに、
マリーンを作ったことが無い人にとっては同じ色、同じ造形のものばっかりペイントするマリーンって途中で飽きるんじゃ?って思われるかもしれません。
実際、飽きます(笑)。

でも、実はその考え方は半分当たりで半分間違ってます。今まで数々のアーミーを作ってきた僕から言うとアーミー製作はどのアーミーを選んでも途中で飽きてきます(笑)。
マリーンに限らず40K、FBに限らずアーミーってのは軍隊なので個々の兵士はアーミー全体通して同じような軍装をしてたりするものです。
だからスペースマリーンが特別に飽き易いということもないし、ペイントがつまらないということも断じて無いと思います。
飽きたからやーめーたっていうんじゃ、どんなアーミーも完成しません(笑)。

このスペースマリーンアーミーの製作中も、もちろん飽きとの戦いや別のアーミーを作りたいという心の葛藤はあったわけですが、
ゲームを遊び続けることができたこと、それがアーミー製作の大きな原動力になったことは間違いありません!

我がインペリアルフィストのヘッドクォーター。キャプテン・ライサンダーはIFの顔的キャラクターですね。
脇を固めるのは青いパワーアーマーに身を包んだライブラリアン。まだまだゲームでの出撃回数は少ないのでもっと活躍させてみたいところ。
第三中隊キャプテンのサンドロス以下コマンドスカッドの面々。サンドロスは広島キャンペーンのラストに死亡したので、
ベテラン趣味人っぽく格好付けて引退(殿堂入り)させようかとも思いましたが、
代わりのモデルを作る余裕がなく(笑)、まだしばらくは現役で使っていくつもりです。お気に入りのモデルですしね。

アーミー製作の原動力

2010年、広島ミニチュアゲームの会では40Kが大ブレイクしました。
広島会のダニエルさんがマスターを務めるThe War for JenysS-IIと題したキャンペーンが年始から始まったこともあり
ほとんどのメンバーが40Kのアーミー増強に熱中していました。

かくいう僕自身もこのキャンペーンがあったからこそ、2009年末にはそこそこの規模になっていたアーミーをなおも増強し続けるというモチベーションを維持できたのだと思います。
僕自身、アーミーは飾るために作っているのではなく、あくまでゲームで活躍させるために作っているんだという思いが強く、ゲームを遊びながらの増強だったからこそ、
2年間という期間、高い意欲を持ちながら増強をひたすらに続けていくことができたのだと思います。

また、キャンペーンが終わってからも、キャンペーンの締めくくりとしてアポカリプスをやることに決めたのがとても良かったと思います。
キャンペーンに参加したメンバー全員の目標がひとつになって、サークルとしての一体感や連帯感も深まっていったように思います。
僕だけではなく、みんなアーミー製作が進んだ1年になりましたね。

このターミネーターの製作は正直しんどかったです。なんか、そんな凝ったデザインでもないんですが、
普通のマリーンの2倍は塗り辛い気がします。でもまぁ苦労した分、ゲームでも活躍してくれると非常に嬉しいといいますか。
僕がもっとも楽しみにしていたスカッドの一つがこのダムド・レギオネアです。
ホラー好きの僕にとってはドンピシャなスカッドです。でも楽しみにしていた割にペイントには苦労しましたね・・・。
トループ枠のマリーン達は1年前に掲載した時から全く増えていませんが・・・・、エリート枠は随分充実しました。
中でもスターンガードは配色からして悩んだものの、思いのほか白と黄色のコンビネーションがキマって自慢のユニットです。

アポカリプスにむけて
アーミー製作のモチベーションはゲームと直結していて、アーミーをいくら増強しても対戦相手がいなければ何となく製作意欲が減衰してしまうものです。
ところが40Kはその問題に風穴をあけてくれています。それがアポカリプスです。増強し過ぎても全部まとめてぶち込むことが出来るよって遊び方、
僕みたいに割りと無計画にアーミー増強をしてしまうものからすると、かなり有難かったりするものです(笑)。
そのアポカリプスを遊ぶという目標があったおかげで、普通だったら同じ物を何個も作りたいとは思わない僕でもフォーメーションを再現するためにタンクを量産することができました。
またスーパーヘビーであるウォーハウンド・タイタンを勢い作ることができたのも具体的にアポカリプスを遊ぶという目標があったからこそでしたね。

アポカリプスでのバトル
このバトルは本当に思い出深いものになりました。僕が今まで遊んだゲーム時間の中で最も充実した時間を仲間と共有することができて、本当に楽しかったです。
ゲームの内容自体はまぁ僕のインペリアルフィストがありえない失態を繰り返したおかげで(笑)惨敗してしまったわけですが、まぁそれも含めて良い思い出です。
今回は大人数のチームバトルということで一人一人のポイント制限がけっこう厳しくて、思いっきり全戦力を出撃させることは叶いませんでしたが、
当時発売直後だったカエスタス・アサルト・ラムをいち早く投入できたのは自慢のネタになりました。

アポカリプス終了後
アポカリプスが終わったからといって燃え尽きることなく、アーミー製作は続けていくことができました。
10月にはさがりの会のてらださん企画の温泉ウォーハンマーで40Kをやろうということもあり、40Kへのモチベーションはキープし続けることができました。
といっても、このイベントのために増強したのはネクロン(笑)。これがちょうど、全力で打ち込み過ぎた感のあったミニチュア製作においては良い意味で息抜きになった気はします。
このイベントでは卵帝さんと宿命の対決が出来ました。エキスパンション・スピアーヘッドで両軍大量のタンクを用いた機甲戦。
いつものゲームとはまた違ったより迫力のある盤面、そういう遊び方にも自分のアーミーが対応できる規模になってきたということも実感できて嬉しかったですね。
このバトルも非常に思い出深いものになりました。

2011年3月の現時点では最後の作品がこのマスターオブフォージ。こいつが完成してやっとこさアーミーとしての体裁が整った感じがします。
やはりアーモリーにテックマリーンがいないと飾っててもちょっと寂しかったんですよね。
アポカリプスでの「ラインブレイカー・スカドロン」というフォーメションを構成する3両のヴィンディケーター。
そしてエキスパンション・スピアーヘッドでは多くのタンクを活躍させられるということで40Kのタンクは作り甲斐があります!
前回掲載時にはまだ1台も無かったランドレイダーは現時点では2台配備しています。
1台は超レアな型式であるアキレス型。これを作る前に普通のランドレイダー作ろうよって感じなんですけどねぇ(笑)。

フォージワールド・マニアックス
僕はこのマリーンを作るまではフォージワールドのことを何とも思ってなかったんです。まぁFBばっかり作ってましたしね。
しかし、40Kへの興味が深くなるにつれ、フォージワールドの製品群がどんどん魅力的に思えてきました。
アーミーの個性化の王道といえばコンバージョン。
しかしお金のことを気にしないで良いのなら、アーミーの見た目にバラエティーを与えてくれるフォージワールドのキットを利用しない手はありません(笑)。
というわけで、このアーミーにはかなりの量のフォージキットを組み込んでいます。
最も目立つところといえばサンダーホーク・ガンシップとウォーハウンド・タイタンの2大兵器ですが、それ以外にもランドレイダーアキレスやカエスタス、
細かいところではインペリアルフィストのライノドアやエクストラアーマー等など・・・。
もちろん、どれひとつとっても普通のゲームには全く必要が無いものですので、フォージの製品はアーミー製作に必須のものではありません。
でも、だからこそ楽しいんですよね。無駄を切リ詰めて機能一辺倒のアーミーなんて僕にはとても作れません(笑)。
同じアーミー作るのでも、人とちょっと変わったことがしたいってのは皆思ってしまうことですよね。

それにしても、ウォーハウンド・タイタンにせよサンダーホーク・ガンシップにせよ、よくこんな巨大モデルを作ることができたなぁと振り返って見ると我ながら呆れてしまいます(笑)。
こればっかりは「ゲームで使いたい!」というのは二の次で、間違いなく「ネタ」として作ったというのはあるわけです。
どちらのモデルも40K野郎にとっては憧れのモデルでもあるので、このネタを発表する場として僕自身がRoRのサイトを運営していたことは大きかったです。
身内ネタのためだけに完成させるにはあまりにも過酷なサイズですからね(笑)。幸いにもどちらの作品もRoRに発表した際はかなり好評戴いて非常に嬉しかったです。
ちなみに、GWオフィシャル内のブログにサンダーホークと共に僕のインペリアルフィストが掲載されたのはネタの着地点としては出来過ぎだったかな〜と思います(笑)。


全40Kプレイヤーの憧れといっても過言ではないと思われるウォーハウンド・タイタン。しかし、恐れることなかれ!
キットの金額はともかく、やる気と根気と少しの勇気があれば、誰だって作れます!僕みたいな模型ズブでも作れたんですから。
まぁ組み立て強度がかなり怪しいので、手荒く扱うと意図も簡単に壊れてしまう可能性もなきにあらず・・・・(笑)。
マリーンプレイヤーが繰り出せる究極のネタがこのサンダーホークではないでしょうか。
もう一個作れと言われても、例えどんなに大金を積まれても断ると思います(笑)。まさにその製作は命を燃やすほど過酷で、楽し過ぎるものでした。
ところで、サンダーホークの完成品は日本に何個あるのでしょうか?ちょっとだけ気になるところです。

今後の拡張方針
もうだいたい作り尽くしただろ〜?普通の人だったらそう思うかもしれません。ダイスも専用ダイスを作りましたしね(笑)。
しかし僕は趣味人であり、ハイパーフリークです(笑)。アーミーの製作は自分で限界を決めた時が潮時。で、僕はまだまだリミットを設けるつもりはありません!
最終的な目標としては第三中隊の完全再現といきたいところ。でもそこはまだもうちょっと先の話ですね。

実際のところ、現在のアーミーは特定の運用に絞った言わばテーマ編成的なものには対応できてはいませんので、まだまだ拡張の余地はあると思います。
例えば、全スカッド・ドロップポッドの編成、バイク偏重編成、スカウトばっかり入れた編成、IFらしくサンダーファイアキャノン×3門入れたシージ編成(笑)、
などなど魅力的なテーマ編成がいろいろあります。フォージの拡張ルールを使えばもっとヤバい楽しみ方もあることでしょう。そういったものにもぜひ挑戦していきたいですね〜。

ゲームでも有用なんだけど作ってないってモデルはまだまだかなり多いですし、実際に買っちゃってる在庫もアホかってほどあるので、
この2年間のようにぶっ通しでは無いにせよ、まだまだインペリアルフィストの製作は続けていきたいと思います。
とりあえずはデバステータースカッドやアサルトターミネーター、そしてバイクスカッドあたりですね!これからも楽しく作っていきますよ!

戻る