Imperial Fists Dreadnought by Rman
Rmanのコメン
温泉旅行なんかに行ったとします。
源泉かけ流しの大浴場に浸かり、露天風呂なんかもたっぷり楽しんで帰ってきて、我が家の風呂に浸かった時、
「あ〜やっぱ、我が家の風呂が一番だなぁ〜」なんて思ったことはありませんか?

まさに今の僕の心境がそれなのです。

Mk4型、アイアンクラッド型、チャプレイン型、コンテンプター型、レリック型などなど・・・多種多様なドレッドノートを作ってきた僕は今「やっぱ、普通のドレッドノートが一番カッコイイなぁ〜」とシミジミと感じているのです。
様々な型式のドレッドノートを作ってきたからこそ到達できた心境なのかもしれません(笑)。

最初の頃からもちろんノーマルの棺桶型ドレッドノートの無骨さにはベタ惚れしてましたが、よりキャラクター性の強いMk4型もやっぱり魅力的で、その際たる者としてチャプレイン型やコンテンプター型などにはもっと惹かれるものを感じていました。
しかし、僕が作ってきたドレッドノートを並べて見ると、棺桶型ドレッドノートの独自性、顔の無いロボットというシルエットこそ唯一無二の40Kらしいデザインだったと気が付いたのです。
そして、最もベーシックなドレッドノート・フィストと射撃武器の組み合わせを持った基本的なドレッドノート・デザインの完成度の高さ、格好良さを改めて痛感させられる出来事がありました。
ビデオゲームの「スペースマリーン」の中で新たに追加された「ドレッドノート・アサルト」というミッションではドレッドノートを操ることができるようになったのです!
これがもう凄まじく格好良くて、もうたまらなくなりました。

僕も大きなアーミーを持つようになりましたが、この「ザ・40K」とでも言うべきベーシックなシルエットを持つドレッドノートを持っていないことはもはや許される状況ではないと判断し(大げさ)、製作することに決めたのでした。
そこで、満を持して登場するのが「メタル製の旧版ドレッドノート」です。

ご存知の通り僕はそもそもメタル製のミニチュアが大好きななものですから、メタル製のドレッドノートにも強い憧れを持っていたものの、絶版になって久しいアイテムということもあり、入手の目処はありませんでした。
ところが、僕がよく利用する海外の中古ショップで妙な塗装と改造が施されたジャンク扱いのドレッドノートが売り出さたのをタイミングよく入手することが出来たのでした。無駄に(なぜか)フレイルを装備してたりと熱かったのですがほとんど捨て値の10ドルくらいでした。

届いたモデルは「塗装済み」というにはあまりにもどうしようもないひどい有様でしたので、さっそく無理やりバラして(ところで外人の接着って何であんなに強固なのでしょうかね、接着剤たっぷりで大変でした)シンナーに漬け込んで塗装を全て剥離し、再生させるところから始めました。
シンナーにしっかり漬けてブラシでこすっても奥まったところの塗料がどうしても残ってしまったり、クリーニングする過程で細かい部分を削り過ぎてしまったりと、何かと苦労しましたが、白アンダーコートをして黄色く塗り始めることができてホッとしました。

メタル製のドレッドノートは昔から憧れてて、いつか作って見たいとは思ってましたが、実際に手に入れてみるとエッジの甘さがけっこう気になりました。ブラックリーチ版のドレッドノートや通常のプラ製ドレッドノートはキチっとカチっとしているのに対し、このメタル製のドレッドは何となく情緒的なダルさがあるのです。旧版らしいといえば、らしいのですが・・・・。
とはいえ、手に持った時の重さはやはり格別で、プラ製のドレッドノートが約35グラムに対して、こいつは一機で220グラムもあるのです!約6倍の重さ!!だからどうした!と言われたら返す言葉はありませんけども・・・メタルフリークとしては重さは最重要事項の一つなのです(うそ)。
ともかく、ズシっと重たいのが何とも言えない幸福感を味わせてくれるのは確かで、ペイント時に苦労はしたものの、完成後の満足感はメタルの重さも加わって堪らないものがありました。

そうそう、地面の草は最近ちまたで話題の「モードハイム・ターフ」を使ってみました。
いい感じにバシっと草が立ってて、これは手で植栽したのではなかなか再現できないものがあると思いました。これからは特に大きいベースのヤツには積極的に採用していこうと思います。


今回、この同胞ギャロを製作するにあたって、「今更ドレッドノートを作ってもねぇ・・・」なんて思うことは全く無くて、この写真の背景になっているゾーン・モータリスや、ボーディング・アサルトなどの屋内戦闘ミッションでは、こういったベーシックなドレッドノートが大活躍する余地が十分過ぎるほどあると思いますので、今後こういったミッションを遊ぶ中できっと活躍してくれると信じています。

ちなみに、この方は元々ブラッドエンジェル用ドレッドノートとして販売されていたもので、棺桶のプレート・デザインが普通の型式とは違ったものになっています。とは言っても、配色次第ではそれほど違和感も無いですし、こうやって黄色にしちゃえば完璧にインペリアルフィストですよね(笑)。
マルチメルタ装備というのも非常に実用的でお気に入りのポイントです。

この同胞ギャロを塗ってみて、改めてMk5棺桶型ドレッドノートに惚れ直したので、次は流行り(?)のツイン・オートキャノンの通称ライフル型も作ってみたいですね!