Imperial Fists Thunderfire Cannon by Rman
Rmanのコメン

私には、これまで銀河全域を旅し、多くのものを目にしてきたという自負がある。
だがしかし、この勇壮さは一体何だ?
ただ一撃の轟砲が、私の胸をここまで熱くさせ、惑星そのものを震撼させるとは!

インペリアルフィスト戦団第一中隊中隊長ダルナス・ライサンダー語る(スペースマリーンコデックスより抜粋)


5版スペースマリーンで初登場した異色の戦力といえばサンダーファイア・キャノン。
本来スペースマリーンのタスクフォースには速さと攻撃力が求められるため、支援火器の大部分はビークルに搭載されています。
しかし、拠点防御用として開発されたサンダーファイア・キャノンだけはスペースマリーンの兵器運用思想の例外なのです。
そんなわけで、サンダーファイアキャノンはスペースマリーンアーミーで唯一のアーティラリー兵器です。

我らがライサンダーを感動させたとあれば、僕もいつかはサンダーファイアキャノンを我がアーミーに迎えなければなるまい!
とインペリアルフィストの製作を始めた当初より思ってはいたのですが、ゲーム的には優先順位が低かったこともあり作製は後回しにしてきました。
作るのをためらっていたのには、もう一つの理由があります。
それがパーツ数の多さ。ご存知の通り、こいつはメタル製キットなわけですが、箱を開けた途端にやる気が失せました。
パーツの総数、本体だけで21点ですよ!そしてテックマリーンもサーボハーネス標準装備ゆえにパーツ数は10点。合計31点。
それらがいつもの箱にガチャガチャ〜とわけわからんくらい入っててゲンナリきました。
なんかもう、パーツ数が無駄に多過ぎじゃありませんかね?。説明書が無くなったら組み立て不可能って感じです。
別に凝ったことせんでいいから、男らしくガシャっと張り合わせるだけのキットに出来なかったのだろうか・・・と思ってしまいました。


とまぁ、そんな感じで購入から2年くらい放置してましたが(笑)、このたび衝動的に作りたくなってきて、組み立てを始めました。
久しぶりの本格的なメタルキットということもあり、とにかくパーツクリーニングが大変でしたね〜。
最近はプラとかレジンばっかりだったので、メタルの硬さは少々体に堪えました(笑)。
とはいえ、やはりこの重量感は人を幸せにする力がありますねぇ。組み上がって手のひらに載せると自然に顔がニヤニヤしてしまいました(笑)。
サンダーファイア・キャノンのキットにはもともとベースが入っていませんし、ゲーム上でもアーティラリーは特殊な扱いで、
インファントリーやバイクなどと違ってベースを必要としません。
でも、こういったメタル製モデルをいちいち手で掴むのもちょっと抵抗感ありますし、何より強度的な意味で不安がありましたので、ベースは付けるつもりでした。
意外に大きくて60ミリ丸ベースには全然収まらなくて、むしろFB用チャリオットベースならドンピシャってサイズです。
でも、これだけ四角ベースというのも気に入らないので、60ミリベースを真っ二つにして、プラ版を間に挟んで延長させてみました。



裏側にも同サイズで1枚の薄いプラ板を接着してあるので、強度的には問題なし、
かつモデル自体も瞬着でガッチリ接着させましたので、ここまでやれば一安心といったところです。

クルーのテックマリーンがこれまた凝った造形で素晴らしいのがこのキットの特徴でもあるのですが、
塗る方からすると「ただのテックマリーンがマスターオブフォージ並に大変だなんてヒドイ!」という言い方もできるわけで(笑)、
作製が遅れた一つの理由にもなっていました。
まぁ、もちろん附属のテックマリーンはクソカッコイイのですが、なんか億劫だったので旧版のシンプル目なヤツを使おうと目論んでいました。
そんなことを考えながらキャノン本体を組み立てていると、目の前に良いブツが転がっていることに気が付きました。
少し前にフォージワールドから発売されたコンバージョンビーマーを装備したマスターオブフォージの胴体です。
僕はこのキットをコンバージョンビーマーのためだけに購入しており、胴体はビッツ箱に投げ込んでいたのですが(笑)、
キット附属のテックマリーンよりかなり地味なデザイン(つまり塗り易そう)だったので、こちらを採用することにしました。

キャノン本体のペイントはとりあえず銀ベタ&ウォッシュをかましてから、色々塗り分けてアッサリと完成しました。
黄色のアーマープレートだけは本体とは別に白サフを吹いて、黄色を塗りました。
その際に先日購入したばかりのシタデル・ベースコート・ブラシを初めて使ってみたのですが、
非常になめらかでかつコシがあり、あまりに使いやすくて超感動しました。
ベースコートなんてそこらのボロい筆か100均で3本100円のブラシで十分!と(今まで10年くらい)思ってましたが、いやぁ、違いましたねぇ・・・。
実際、かなりの塗料を筆先にキープできるので、色ムラも出づらくキレイに塗りきれました。
これからはベースコートブラシを使って何かしらベタ塗りするのが楽しみでなりません(笑)。

このサンダーファイア・キャノンの名前は「ヴォイス・オブ・ドゥーム」と名づけました。
ライサンダーも感激したくらいですので、そらもう凄い爆発音がするのでしょう!

それからクルーのテックマリーン、本体はなんてことありませんでしたが、やっぱりサーボハーネスが地獄でした。
前にマスターオブフォージをペイントした時も苦労しましたが、なんとかなりませんか、これはって感じ(笑)。
ただ、マスターオブフォージのヤツよりもサーボアームのデザインがかなりシンプルになっており、
またメインバックパックのデザインは同じながらアンテナの造形などが微妙に整っており、少しだけ塗りやすくなっていることに塗りながら気が付きました。
気合で何とかペイントを完了させて、本体と接着した時はやっぱり感動しますね〜。ただのテックマリーンのくせに豪華過ぎです(笑)。

そんなわけで、クルーの方がキャノン本体より大変でしたが、何とか完成させることができました。
さてさて、ゲーム的にはどうなんでしょうかね〜?
ランドレイダーアキレスに搭載されているキャノンを使った時もその威力はなかなかのものがあったと記憶してます。
今回はほぼ固定で撃っていくということで、アキレスとは全く違った使い方になると思います。
後半まで生き残っていれば地中爆発による移動ペナルティーなどが勝負を決するシーンも出てくるかもしれませんし、
最初から狙われないように初期配置には十分注意したいですね〜。

あと、「インペリアルフィストといえばサンダーファイアキャノン3門」っていう間違ったイメージを僕は持っているので、
いずれもう2個作りたいと思います。ファインキャスト化される前に買っておかねば!ですね(笑)。