ネクロン・オーヴァーロード by Rman |
Rmanのコメント 新ネクロン製作開始第一弾がこのネクロン・オーヴァーロードです。
新ネクロン、実に多くの事が変わりましたね〜。 特に設定面、新約版は旧約版とは全く違った新しい種族に生まれ変わった、というのが僕の率直な感想です。 今までは「無機質さ」が全面に押し出され、個々の自我はなく、ク・タンという神に操られ進軍を続ける不気味な勢力ってイメージが強かったネクロン。 今回の新約版ではネクロンロード=ファエロン(ファラオ)を頂点とした王朝文明を築いていると言う、SF版エジプト文明的な種族となりました。 というわけで、今までは機械的に2、3の言葉を発するくらいのイメージだったネクロンロードが今や流暢に喋りもしますし、 敵が対等の者と認められれば敬意さえも表すという変わりっぷり。 ネクロンロード=高貴な人格を持っているんだそうで、絶対悪だった昔のイメージはもはや微塵もありません。 僕にとってはこの設定の変化はとても好ましいもので、今まで名前を付けるほど思い入れというものが湧いてこないネクロンロードが、 各王朝の頂点に立つものという位置付けと、それぞれのロードに個性が生まれたことにより、実に作り甲斐が出てきたように感じるのです。 そして今までの地味なネクロンロードのモデルは、宮廷家臣団その名も「ロイヤルコート」の1人として格下げになり(笑)、 さらにロイヤルコートを束ねるオーヴァーロードというキャラクターが新規造形のモデルと共に新設されました。 このオーヴァーロードがクソカッコイイ。 ああぁもう!こんなん待ってましたよ!ホント!!って感じ(笑)。 アクションポーズといい、豪華な装飾品や装備品の数々、そして頭飾り。 このオーヴァーロードを作るがためにネクロンをやってもいいな、って思えるほど惚れました。 ま、僕は幸いにしてすでにネクロンを持ってるので、もう作るしか選択肢はありませんでしたね〜。 一番の不安ポイントはファインキャスト製であること。その理由はもはや言わずもがなでしょうかね。 とりあえず購入後ブリスターを開けて、中身を見た瞬間にテンションがた落ちでした。 杖は折れてるわ、気泡の穴ぼこだらけだわ、そもそもレジンが回りきってなくてゴソっと抜けてるわ、兜飾りは欠けてるわで、もうあぁ〜〜〜〜な感じでした。 何か、こんなにヒドいんだ?って愕然としつつ、これからメタル製ミニチュアが出て来ない以上、 このファインキャストと向き合っていかなくてはならないことに暗澹たるモノを感じました(笑)。 でもまぁ、悲観してばっかりではせっかくの新ネクロンが盛り下がってしまいますので、いっちょ気合入れて修正していきました。 リキッドグリーンスタッフも試してみて、使い心地は上々で修正できる部分は一通りやりました。 そういえば、マントの端っこ辺はもうグシャグシャだったので、ここは諦めてズバっと切り落としました。 配色については今後のネクロンペイントの方向性を占う意味でも大事なので、じっくり考え・・・ることはなく、 「ま、とりあえず従来通りに青を使いつつ、武器は緑色の方向で!あ、このマントは宝石塗りできるな!?」という感じで(笑)、ノリと勢いでペイントを始めました。 特に難しい点はなく、サクサクっと塗り進めることができ、結果としては僕の青色ネクロンにドンピシャな雰囲気のオーヴァーロードに仕上がったと思います。 ファインキャストもいざペイントを始めると、素材云々はあんまり関係無くなりますね〜。完成させればその佇まいから、 やっぱ魅力的なシタデルミニチュアだなって実感できました。ポーズもかなり大胆ですしね。 あ、でもペイント中にドライヤーを多用できないのはドライヤーをかなり使う僕としては辛いところです。 ドライヤーの熱風を数秒間でもあてると杖なんかの細いところはみるみる内にぐにゃ〜となりますからねぇ。 ファインキャスト全面賛成って気持ちにはとてもなりませんが、 このオーヴァーロードを乗り越えたことで、ファインキャストもいいんじゃない?何とかなるよ?って少し前向きな気持ちになってきました。 このオーヴァーロードを皮切りに新ネクロンの新戦力をどんどん我がネクロン軍に加えていきたいと思います! |