ドリームブレイドの化粧直し
Written by Rman
ドリームブレイドの魅力と言えば、ミニチュアの出来が良いことがあげられると思います。
その独特な造形もさることながら、大量に量産されるミニチュアとしてはこれ以上望めないほどのペイントがきっちり施されていました。
しかもいわゆる「当たり」だけがフル・ペイント済なのではなく、全てのミニチュアが等しくペイント済でしたので、
某怪獣ゲームが人気の今にして思えば豪華な仕様だったとも思えます。

ペイントについても以前流行った某〇イ〇ナイトのように黒サフの上から厚ぼったい塗料をドライブラシというちょっとアレなペイント方法ではなく、
基本ベタ塗り&ウォッシュというシンプルなペイント方法ゆえに元々の造形の良さが際立っていました。
そして僕が感動したのはミニチュアの小さな顔にもちゃんと目が入れてあったことですね。
こういった細かい所まで配慮されたペイントからは「ミニチュアの魅力でユーザーを取り込もう」というメーカーの心意気まで感じさせるものがありました。
まぁ、その考えは良かったのですが、ミニチュアの方向性そのものが一般ウケしなかったということですかね(笑)。

しかしながら、僕が唯一気になって仕方が無かったのは女キャラの顔。
造形そのものは良い感じなのですが、さすがに大量生産故に「可愛いらしく」塗るまでの技術は無かったようで、
数少ない女キャラはどれもこれも何じゃこりゃって顔の人が多いんですよね。しかも妙に気合入ってる分、外れ加減がすごい(笑)。
コモンならばまぁ許せるのですが、やっと当たったレアのミニチュアがそんな感じなので、どうせならもうちょっと良い顔して欲しいなぁと思ってしまったわけです。

とまぁ、そうくればペイント技術を持っている僕としてはリペイントすればいい話しです。
僕は基本的にドリームブレイドのペイントには敬意をもっているので、これをイチから塗りかえようとは思わないのですが(まぁ、そんな時間も無いですし笑)、
どうしても気になってしまう顔だけをスポットで塗りなおしてみました。
このミニチュアはValkyrie Moonrider(ヴァルキリーの月乗り)というミニチュアで、
Chrysotic Plagueというエキスパンション第三弾一の美女と噂されていました。
僕も当然狙っていたレアでしたので、ブースターから出た時の感動と、顔を見たときの落胆のギャップが凄かったですねぇ。
何だ、この目つき。怖すぎる(笑)。とても可愛らしい服装もこの表情で台無しという感じです。
でも基本的にはヤバイのは顔だけなので、顔をサクっと塗りなおしてみました。お、これならなかなか愛嬌のある顔で可愛いんじゃないですか?
続いては最後のエキスパンションNight Fusionから、鳴り物入りで登場したドリームロードの一人、Kendra Vale(ケンドラ ヴェール)。
WotC社のドリームブレイド公式ページで連載されていたミニ小説の主人公ですね。
何故に夢使い自身が夢次元で戦うクリーチャーになってしまったのかはわかりませんが、細々と続いた連載小説を最後まで読めば顛末がわかるのかもしれませんね。
小説ファンがいたのかどうかは分かりませんが、このKendraValeはまだドリームブレイドのシングル価格がまともだった時には全ミニチュア中随一の価格を誇っていました。
言わば超当たりだったようで、実際、ゲームでも見た目のギャップ激しく凄まじい攻撃力を誇り、非常に強力なミニチュアだったりします。

でも、やっぱり顔はなんかガクっときますよね。上のヴァルキリーのように怖い目つきじゃないだけマシですが、もうちょっと何とかならんのかと。
それで、これもサクっとリペイント。ドリームロードともなればウォーバンドで一番目立つ存在ですから、顔は大事ですよね(笑)。


今回お手軽にリペイントしてみましたが、ドリームブレイドのミニチュアは本当に造形もしっかりしているので、
スポットだけではなく、一度限界までフル・リペイントしてみるのも熱いなぁ〜とちょっと思いました。




もちろん、そんな時間があるならウォーハンマーを塗りますけどね(笑)。