by Rman
クルセイドキャンペーン始めました。

ウォーハンマー40Kの第9版が発売され、個人的に注目したのはナラティブプレイの新しい形、クルセイドキャンペーンです。
バトルとバトルの間にユニットやキャラクターの成長があり、連続したゲームの中で軍拡する楽しみを物語の進行と共に楽しめる、というのがおおまかなコンセプト。

元々僕のプレイスタイルがカツカツにデータ上の強さを追い求める競技よりのものではなく、ゆるく雰囲気を楽しみたいって感じだったこともあり、
クルセイドのコンセプトにはRPG的な魅力も感じ、グッとくるものがありました。
今回のクルセイドキャンペーンの実装が新版(9版)40Kの魅力の一つと言える!と断言したいくらい。

もちろん、競技的な遊び方もより洗練されて面白くなっているのだろうとは思いますが、それだけでここまでワクワクしなかっただろうなと。
クルセイドやってみたい!って強く思いました。

さて、僕ことRmanは2年前にウォーハンマー部屋を作りました。


が、しかしこの部屋で遊ぶのは僕と2人の息子だけ。

何と言ってもウォーハンマー的には辺境の土地である山口県ではなかなか仲間に巡り合うこともできず(僕が出無精というのもありますが)、
休日は家族との時間を最優先しなくてはならない身故に、遠方の友人を気軽に招いてゲームを楽しむこともなかなか叶いませんでした。

しかし、昨年とても素敵な出会いがありました。それが隣町のはたさんです。

はたさんと初めてお会いしたのは1年前。ツイッターで近くにウォーハンマーをやってる人やお店はないかと探しておられました。
我が家にてお会いした際に色々と話が盛り上がる中ではたさんが「ティラニッドやってみようかな〜」と決まってからは、
はたさん曰く、ほぼ毎日ペイントを続け試行錯誤しながらアーミー制作を続けてこられたとのことです。

そして今年はコロナ禍です。隣町とも言えど中々気軽に遊べる空気ではありませんでしたが、
そんな中にあってなお真摯にアーミー制作を続けられた彼は今や大規模なハイブフリートベヒモスを所持する趣味人になられました。

熱い、熱過ぎる男と出会ってしまいました。
偶然なのかあるいは必然の出会いだったのか、これほどアーミー制作へのモチベーションが強い人と出会えたことは僕にとって奇跡としか言いようがありません。
はたさんのティラニッドがしっかりアーミーとして成長し、新版も出てゲームをするにはタイミングも良い、こうなればもう遊ぶしかありませんよね。

新版40Kにおいては僕はネクロンがかつてないほどマイブームになっていることもあり、
ネクロンとティラニッドの異色の組み合わせによるクルセイドキャンペーンを行うことをはたさんに相談してみたところ、
快諾頂けたのでいよいよルールブックの読み込みにも気合いが入りました。

僕の準備はルールブックの読み込みとクルセイドカードの準備といったところでしたが、
はたさんは英語版しかないティラニッドコデックスのルールパートをがっつり翻訳してエクセルに打ち直してくるという途方も無い努力をされてゲームに臨まれました。
このウォーハンマーの様々な要素に対する真摯な取り組みとその真面目過ぎるとも言える姿勢は驚嘆すべきものがあります。本当に、感動しました。
僕も全力で応えたい!そう思いましたよ!

さぁ、そんなわけで、第1回クルセイドキャンペーンがいよいよ始まります!

ストーリー1((画像の著作権はGames Workshop Ltdにあります))
極限の宙域内に在りし惑星ギドリムの、荘厳なる異様を誇る墳墓都市の中枢、
ソーテク王朝の中心地たる玉座の間にて沈黙の王・スザーレクフは深い瞑想の中にあった。

この瞑想の中で彼はこの銀河に潜む危機について、ありとあらゆる可能性を排除せずに想いを巡らせていた。
彼が想うは、ネクロンという種がこの銀河で再び覇権を取り戻すための方策などではない。ネクロン種の存続そのものである。

ネクロン人にとって、最大の脅威でなるであろう存在は矮小なる人類の築きし〈帝国〉などではないのだ。
然るべき刻、然るべき手段によって全ネクロンが再起動すれば、〈帝国〉などあっという間に壊滅させることができる。



本当の脅威は銀河のはるか深淵の闇より迫る捕食者ティラニッドであろう・・・。

沈黙の王にとって、今やティラニッドは彼らが眠りにつく前に知っていた「制御可能な力」ではなくなっていた。
すでにかの種は我らが銀河の外側で独自に成長を続け、独自の思考により、この銀河を飲みこもうとしている。

ネクロン人が再びありし日の肉体と、この銀河の覇権を取り戻すための遠大な計画の成就にとって、ティラニッドが致命傷となることを彼は予てより危惧してきた。


そのティラニッドによる侵攻の第一波がカラノヴォク王朝を突破し、我が領土に迫りつつある。
これが瞑想の中で沈黙の王が見い出した現在の危機的状況であった。
時は帝国歴999.M41。


沈黙の王は瞑想から目覚めると同時に彼の臣下である第四兵団の司令官ザラスザールに命じた。
惑星ギドリムの衛星アヴァーリスへ出撃し、
この地に眠りし墳墓を目覚めさせ、浸食を始めつつあるティラニッド種を殲滅せよ、と。

Rmanのアーミー紹介
ネクロンアーミーでゲームするのっていつ以来?って感じです。
おそらく2011年のバトルレポートのバトルが最後です。ゲームは5版だったけど、フェイズアウトって単語も出てるので3版後期に出た最初期のコデックス時代です。
5版後期に発売されたネクロンのリニューアル以降は一度も遊ばなかったですね、そういえば・・・。

だからこそ、今回の編成は50ポイントという規模感、アーミーとしての勘所がつかめないままに編成を考え始めました。
例によって最新作を使いたい!というのが僕のゲームへの欲求となってることから、まずはインドミトゥス封入のオーヴァーロードを採用!
そして苦労して塗りあげたゴーストアークも必ず使いたいところ。後はまぁ、トループマシマシでいっとくか〜!的な雰囲気編成ですが、
クルセイドの展開や各ユニット成長の様子を見つつ、敵性に合わせて適宜相性のいいやつを編入していければいいかな、とかそんな感じで気軽にユニットをチョイスしました。
征戦軍名:ソーテク王朝 第四兵団 ザラスザールの青き戦矛
このアーミーが僕の新生ネクロンアーミーです!
どうせならインドミトゥスのネクロンを主軸に組んでみたかったところですが、さすがにペイントが間に合いませんでした!
まぁ、3本足のスコーペク・デストロイヤーとかはいずれ増強の際にとりいれてみたいユニットではありますよね。

兵力供給上限値はクルセイドルールの通り50パワーポイントで編成しました。
編成にあたって、補給ポイントを消費することで最大25パワーの戦力を上乗せすることもできますが、
これは はたさんと相談し、まず最初は50パワーで対戦してみましょうという紳士協定が結ばれていました。
補給ポイントはゲーム後に1点供給されるので、最初に2点消費し、オーヴァーロードはウォーロード特性とレリックを取得させることにしました。
我が軍の司令官「群青の君ザラスザール」です。やべぇ、格好良すぎませんか!インドミトゥスのこのお方。
ルールは40Kスタートセット「エリートエディション」封入のカードのスペックをそのまま使いました。
つまり見た目通りタキオンアローとグレイブを装備しています。

そして補給ポイントを使い、ウォーロード特性はソーテク王朝専用の「超論理的戦略」を取得。
これは策略ポイントを消費した際にD6を振り5以上が出た場合に1点の策略ポイントを回復できるという便利な能力です。
さらに補給ポイントを消費し、レリックのヴェイル・オブ・ダークネスを装備させました。
これは(制限はありますが)戦場の好きな場所にワープできるネクロン伝統のレリックです。さあて、どんな活躍を見せてくれるでしょうか!
ザラスザールの親衛隊でもあり、歴戦の兵である「不滅なる戦士」イモータルを採用しました。
もう、僕はこのユニットが好き過ぎるんですよね。
現行のプラ製のイモータルも普通にカッコイイですが、このメタル製のデザインが好きということもあり、長年愛用しています。
(と言ってもそもそもネクロンで遊んでないんですけどね)
今回のクルセイド50Pを選ぶ際も真っ先に編入しました。
しかし、昔は無敵のエリート兵だったと思いますが、今やトループらしく落ち着いた地味目なスペックになっちゃってますね…。
今回の9版を迎えるにあたってネクロン制作の第一号がこのゴーストアークです。作ったからには使いたい!という精神で投入しました。
10体のネクロンウォーリアーを運び、機動力を活かしてマーカー確保要員として活躍してもらう予定ですが、
ガウスフレイヤー・アレイも装甲薄めなティラニッドには効果的な武装なのではと期待しています。
そして我が軍の主力は20体のネクロンウォーリアーです。初期モデルを使っているのでユニーク名を「最古なる者ら」としています。
ガウスフレイヤー自体はそれほど威力の高い武器ではありませんが
、20発(近距離であれば40発)の弾幕は装甲の薄いティラニッドのユニットを吹き飛ばすことも夢ではない、と思ってはいるんですけどね。

また後方のヘヴィデストロイヤーは唯一のへヴィウェポン持ちです。
3人で3発しか撃てませんが1発のダメージがデカイのでダイスロールにも気合い入ることでしょう。
策略のポイントが割と潤沢に使える9版では、期待値以上の活躍をしてくれる気もしますね。

はたさんのアーミー紹介
昨年からウォーハンマーを始められ1年間アーミー制作に傾注されてきた はたさんの戦力は凄まじい厚みを持っているのは冒頭ご紹介したとおりですが、
ほとんど実戦経験が無い中でもアーミーとして見た時に非常のバランスが良く、トループのボリュームを中心にエリートやHQ,へヴィが華を添えるアーミーです。

だからこそ、この中から50パワーを選ぶというのもなかなか難しい判断があったことと思います。
半分どころか1/3も入りませんものね。
しかし、僕のネクロンも同様、いきなりゲームに不慣れな中で大規模戦を演じるというのも中々現実的ではないものですから、
50パワースタートでゲームに慣れつつ遊ぼうというクルセイド式は僕達にとってはやはりべストな選択肢のような気もしています。
征戦軍名:Hive Fleet Behemoth
はたさんのティラニッド征戦軍、実に質実剛健という言葉がぴったりな印象です。
こちらとしてはハイブタイラントを始めカーニフェックスなどの大型個体種が複数投入された編成を想像していましたが、
現行スタートコレクティングのセットから増強させていったような地に足付いた編成と言いますか、飛び道具無しの直球型というか、
とにかくうじゃうじゃ居るのがすごくティラニッドらしくて良い!
こう言う編成ができちゃうところ、すごく素敵だなぁと内心思ったものです(笑〉。
はたさんの超お気に入りのHQがこのブロッドロードです。
個にして全のティラニッドらしく、固有名詞の命名は無しとのことです。それはそれでアリですよね。
こちらも補給ポイントを2点消費し、ウォーロード特性「Synaptic lynchpin」とレリックで「The maw claws of thyrax」を取得されています。

ウォーロード特性「Synaptic lynchpin」はウォーロードのシナプスアビリティの範囲に6mvを追加できるというもの、
「The maw claws of thyrax」はこのモデルが戦闘フェーズで敵を倒したとき、
このモデルは今後すべての戦闘フェーズで失敗したヒットロールを再ロールできるようになる、というものです。

間違いなく危険な存在と言えるでしょうし、最優先で倒すべき相手ですが、
閣下危ないのルールのお陰で他のトループと同伴されちゃうと直接狙うことは難しそうなんですよね。
今回の編成で最大の個体種がマウロックです!トライゴンではなくマウロックを作られたところも僕的にはカッコイイなぁ〜と思ってるところですが、
やはりゲーム盤面に出てくるとド迫力ですねぇ。
ゲーム中は出だしこそ遅れますが好きな場所に地下よりドカーンと出現した際に近くの敵を飲みこむという非常に強力な特殊攻撃を繰り出してきます。
楽しみなんですが、怖いですね!
総数30体のターマゴーントは10体ずつのユニットになっています。まさにアーミーの屋台骨として、そしてティラニッドらしさを一番表現されているユニットです。
一番スペック的には弱いモデルでも、1体1体丁寧に塗り込んでおられて、はたさんのアーミーペイントの志の高さを感じます。
ちなみに、このクオリティは9版から正式に導入されたゲームの結果に加点をもたらす「バトルレディ」なペイントではなく、
もはやその上を行く
「パレードレディ」であります!
はたさんの今回の編成で最も主力のユニットと言えるのがこちらのジーンスティーラー20体ユニットです。
ヤバい、密度がヤバいです。聞けば10体以上で構成されていれば只でさえ多い攻撃回数が更に増えるということで、
一人で4回も殴ってくるのヤバ過ぎです。こいつはおそらくブロッドロードと一緒に進軍してくるでしょうから、全力で迎え撃ちしなければなりませんね。
接敵される前にどれだけ数を減らせるかが勝負です。
ホーマゴーントも20体で1ユニットとなっています。
ホーマゴーントはそれほど恐ろしいスペックではないのですが、それでも20体の厚みは無視できないものがあります。
白兵戦がそれほど得意ではないネクロン的にはやはり警戒したいユニットですね。
それにしても甲羅に無数に描き込まれた筋ペイントが美しいですねぇ…。赤色の肉体と非常に良い対比になってると思います!
そして強力な射撃能力以上にシナプスであることが重要と思われるウォーリアーも投入されています。
こちらが第二のブレインとなって、ジーンスティーラーの本陣とは違ったトリッキーな動きをしてくることも予想されます。

こうして見てみると、やはり奇をてらわない堅実な編成です。手数の多さに対し、我がネクロン征戦軍がどう対処できるか、ワクワクしてきますね。
ネクロンのガウス射撃でどれだけ削れるか。けっこう削れそうな気もするんですけどねぇ。どーなるでしょうか!?


戦場のセットアップ
戦場のサイズが旧版に比べて小さくなったのも9版の特徴ですよね。射撃よりも白兵戦を推していると評価される一つの理由だと思います。
そこで僕も今回はたさんをお迎えする前にホストとして戦場のセットアップをしておこうと思いまして、60センチ×60センチのシタデル情景ボードを4枚使った
インカージョンサイズに近い戦場を準備しました。
アーミーのサイズもそれほど大きくはないので、確かにこれぐらいが丁度良い気もしますよね。

はたさんにも戦場の配置について了解を頂き、ミッションはサイコロ振ってランダムに決めたところ、「偵察任務」となりました。
まさに、我らのキャンペーン一発目に相応しいミッション名ですね〜と盛り上がりました!
思惑の選択
クルセイドミッションには「思惑」を設定するという特徴があります。この思惑と題した様々なタスクを攻略することで、成長ポイントをもらえたりします。

ゲーム規模に応じて今回は2つ設定する必要があり、
ネクロン側の思惑「大群撃破」「敵司令官撃破」の2つを選択しました。

「大群撃破」は同一フェイズ中に6体以上の敵兵を戦死させればそのユニットは+1経験点を得るというもので、
雑兵の多いティラニッドにはもって来いという所です。

「敵司令官撃破」はウォーロードを倒せば、倒したユニットは3点の経験点を得られるという、非常に熱いやつ。つまりブロッドロードを殺りたいと。
対するティラニッド側の思惑「生存者」「歪みの主」を選択されました。

「生存者」は選択した1ユニットが最後まで生き残っていれば2点の経験点を得られるというもので、はたさんはブロッドロードを選択されました。

「歪みの主」はサイキックパワーの発動に成功した回数が一番多かったユニットが経験点を2点えられるというもので、
ティラニッド側でサイキック能力発動できるのがブロッドロードだけですので必然的にブロッドロードの経験値が加速しそうです。

ともあれ、ブロッドロードを殺したいネクロン側の思惑と、
ブロッドロードが死ぬ気など更々無いティラニッド側との思惑が熱くぶつかる非常に楽しい展開になりました。
ストーリー2(画像の著作権はGames Workshop Ltdにあります) 

アヴァーリスの地表では急速にハイヴフリートベヒモスの浸食が進みつつあった。

そして帝国防衛軍がティラニッドからの終わりなき襲撃に損耗し、もはや壊滅するのも時間の問題となったその時、
辛うじて生き延びていた帝国の臣民、軍人が見上げた虚空に姿を見せた大規模艦隊は・・・、彼らが切望したスペースマリーンのものではなかった。


ついにネクロン艦隊がアヴァーリスに到達したのだ。

ザラスザール自身、ティラニッド種と対峙するのは初めてである。
しかし、ザラスザールはティラニッドなど所詮は有機体からなる思考力すらない下等生物であり、
リビングメタルの体をもつネクロンにとって何ら恐れるに足らぬ存在であると考えていた。

それゆえに彼は沈黙の王が何故にそこまでこのティラニッドを恐れ、第四兵団の全戦力を辺境の惑星に投じたのか、その真意を計りかねていた。


我は王の命に従うのみ。しかし王の真意を見極めるため、我自ら地上に降りティラニッドとやらを間近に観察するとしよう。

地表に降り立ったザラスザール自らが率いる先遣隊は、アヴァーリス地上戦において最適な拠点を探るための行動を開始した。
そして、拠点を構築すれば速やかに墳墓を機動させ、地表に蠢くティラニッドなど帝国軍と共に根絶やしにしてくれよう、そう考えていたのだった。
初期配置完了です
初期配置が完了しました。
ミッションスペシャルルールにより最初から戦場に配置できるユニットは全体の半数ということになっています。
当初は純粋に偵察任務にあたっていたが、敵戦力と偶発的に戦闘になってしまい、やむをえず増援を呼んだっていうイメージでしょうか。

そしてロールオフの結果、僕が先行ということになりました。ここで発表しておくのですが、この日のゲーム、
僕の出目はかなり期待値通りかそれ以上に安定してました。ダイスが良かったんですかねぇ。それか人間力が知らぬ間に磨かれたか。
先行有利と噂に聞く9版、これはもう行くっきゃないですね!?グヒヒヒ!(←人間力低めの人)
ウォーリアー20体はなるべくティラニッドから距離をとりつつ配置。
ちなみに情景モデルのほとんどは移動ペナルティーとか無いのも
ストレスフリーで良い感じですよね、9版。
虎の子イモータルはティラニッドをぎりぎり射程に収めつつ、丘上に配置。
すぐそばにはウォーロードのザラスザールも配置します。
ネクロンユニットで初期配置できるのはこれだけです。
対するティラニッドはユニット数も多いことからがっつり並べられてます。
まさに暴力の津波。この押し寄せてくる波をどこまで砕けるか。
マジで先行で良かったです…。
特にジーンスティーラー20体の圧力がヤバいですね。
昔からジーンスティーラーには切り刻まれ続けてきたので
リアルに恐怖心を覚えました。
距離は十分にある。しっかりガウスブラスターで削ってやりましょう。
分子を破壊するガウスウェポンの前にあって有機体など恐れるに足らず。
byザラスザール
セットアップが完了したところで、お昼になりましたので
近所(車で5分)のラーメン屋さん「ふーみん」にて昼食としました。
カフェ風の佇まいのお店で、テラスで鳥出汁のラーメンを美味しく頂きました。
さぁ、いよいよバトル開始です!
作戦目標マーカー(緑色の発光体を備えた構造物)を確保しつつ、各盤面にて探索アクションを完了させることで、勝利点を累積させていくことが必要です。
必ずしも相手を打ち倒すことだけが目的ではないところが熱いですね!
とはいえ、先行の利点は最大限活かさせていただき、がっつり射撃フェイズを楽しむこととしましょうクシシ(嫌なヤツ)。
予備戦力が1ターン目から出れるのも本ミッションの特徴です。
ウォーリアー10体inゴーストアークが出撃です!
ウォーリアー20体のうち5名ほどがゴーントを撃ちます。
そして、ゴーストアークもガウスフレイヤーアレイでゴーントを射撃!
何とか2つのユニットの射撃で6体のホーマゴーントを始末しました。
まぁ悪くない戦果です。1ユニットだけで倒せたわけではないので
思惑達成とはいきません。
本気の射撃はこっち、イモータルのガウスブラスターよ!
くらえ、ジーンスティーラー!
出来れば半分くらい削りたいね!
な、の、ノォ、ノーダメージだとッ!!!
3発ダメ―ジが通るもスペシャルセーブ5以上により全て防ぎきったジーンスティーラー。
あるぇ?先行有利って聞いてたんですけど、これはどういうこと?笑
ティラニッド側ターン開始と同時に
ネクロン陣の後方から侵入を果たすウォーリアーとホーマゴーント。
このアグレッシブな戦術、はたさん只者じゃないですね!?
この機動、まさに戦場外もティラニッドに埋め尽くされているということを
間接的に想像させるという意味でロールプレイ的にも熱く、
かつネクロンやばいじゃないですか〜ひぇ〜
ジーンスティーラーがもの凄い勢いで迫ってきます。
ヤバい、これひょっとして白兵戦きちゃいます?
1ターン目から…ま、まさか。
ゲーム中は換気もしつつお互いマスクもして、
コロナ対策もとりつつゲームを楽しみました。
うぎゃぁぁぁ〜〜〜〜!!
ジーンスティーラー突撃成功!!

1ターン目から来るとはジーンスティーラーの俊足を甘くみてましたッ!全力移動してきてから突撃もできるとは。
しかも、ザラスザール閣下は微妙に距離が足りず英雄的介入も叶わず。
うわうわうわうわうわ、めっちゃダイス振ってくるんですけど…
(1人4回って)
ふーやべぇ奇跡的に3体倒れるだけで済んだぜぇ。
これぐらいならまだ機体再生プロトコルで復活からの挽回もできるぞ…。
策略「アドレナリン・サージ」発動!!
ジーンスティーラーもう一回殴ります!!えっ?ま、マジ?や、それはさすがに・・・
ぐわぁぁぁぁ〜〜〜〜!!! 全滅!?ば、ばかな。先行は私だったはずだぞ...そ、想定外だこんなこと!
もう2人とも爆笑でしたね、この展開(笑〉。
いや〜面白くなってきたぜ。このヒリヒリ感、たまらねぇ…
ネクロンの2ターン目、ゴーストアークは敵陣深く切り込む!
20体のウォーリアーの内半数はジーンスティーラーをラピッドファイアで撃ち、
半数はゴーントを撃つも、どちらも大した戦果をあげられず。ぬぅ。
我が歴戦の精鋭をいともたやすく滅ぼすとは…。
しかし、我にはこの獣らを操る力の源が見えるぞ。禍々しき意識の潮流が。
ヤツさえ始末すれば、知性なき獣どもを四散させることなどたやすい!

沈黙の王より賜りしソーテクの至宝、このタキオンアローの一撃を受けてみよ!!
タキオンアローは1発しか撃てませんが、レンジ120、攻12、貫通−5、ダメージD6の超必殺技です!
CPが豊富な9版は一撃必殺もほぼ必中といっても過言ではありません!
狙うは単独行動中のシナプスクリ―チャー「ブロッドロード」当然ヒット!
そしてダメージロールも・・・・成功ッ!いけぇぇぇぇッ!!
スペシャルセーブ成功!!!!
ぬおおおおおおお!!ま、ま、まじっすか!この土壇場で5+成功って、
はたさんの出目、神がかってるていうか、真のエンターテイナーというか、人間力高過ぎじゃないですか!?ぴえん。
あ〜これはどうしましょうねぇ、困った困った。
とりあえずゴーントを切り刻みながら冷静になるザラスザールさん。
とはいえ、敵を倒すことだけが絶対条件ではないのです。
ネクロンは静かに拠点確保のポイントも累積させていきます…。
ターマゴーントが増援戦力として戦場に侵入してきました。
思いっきり拠点確保&捜索アクション要員ですね。
ユニット数多いと柔軟性ある戦術とれていいなぁ。
2ターン目、ジーンスティーラーがネクロンウォーリアーに迫る!
ヤバい、策略使って迎え撃てしたって全然効かないよ、これ!!
キャー!!!
襲いかかる暴力の津波!!
耐えろ、ネクロン!1997年製メタルの、もとい古参兵の意地を見せてみろ!!
ジャラジャラジャラー!!!
はたさんめっちゃ楽しそうにダイスいっぱい振ってくれます。
え〜と、まさか、機体再生プロトコルの余地はありますよね???
ぜ、全滅だと!!な、なにが起こってるんだこれは。
き、機体再生プロトコルってルールがあるんですけどね、
全滅しなかったら使えるやつ。責任者呼んできて!ッ
3ターン目、ゴーストアークは4番拠点の側にネクロンウォーリアーを下し、
2番拠点確保するために移動!
こうなっちまったら徹底的にクレバーに動かなければ。
ネクロンウォーリアーのゼロ距離ラピッドファイアで、
ターマゴーント10体を消滅!よし!思惑も一つ達成。
次のターンの頭まで死守すれば拠点確保点いっきに持っていけるぞ。
先のターン、予備戦力から搭乗していたスカラベが、戦場中央のホーマゴーントに突撃!
消耗戦に持ち込み、移動を封じる!拠点確保の邪魔はさせない!
ティラニッドの策略発動!ジーンスティーラーにメタボリックオーヴァードライブ!
移動前に全員ロールして1が出たやつは死んでしまうというリスクもありながら、2回移動できる!(突撃はできない)
ネクロンウォーリアーの拠点確保を阻止しようと4番拠点にねじ込んできたジーンスティーラー。

ブロッドロードを裸にする危険性よりも、ネクロンの拠点確保ポイントの積み上げ阻止を狙う非常に潔い決断です!カッコイイ!
ってか、すごい、一回目のゲームなのにめっちゃ策略使いこなしてる・・・・そして、このジーンスティーラー行動範囲広過ぎ問題。
4ターン目のコマンドフェイズ。4番拠点確保ならず・・・。
ええい、なむさん!
ゴーストアークのガウスフレイヤーで残っていたホーマゴーントを排除!
策略「殲滅プロトコル」発動!
失敗したヒットロール、ダメージロールを全てリロールできる!
つまり百発百中!狙うはブロッドロード!!
へヴィーガウスキャノンの一撃!(今度はセーブ失敗)
ダメージD6で6ッ!!!ブロッドロード一撃轟沈!!!
そして敵司令官抹殺の思惑も達成!
この獣たちを侮ることができぬことは判った。一度作戦を立て直さねばならぬこともな。
しかし我にも戦士としての誇りと、司令官としての使命がある。

負傷した兵の再生プロトコルの時間を稼ぐためにも、我は一歩も退かぬ!

ティラニッドウォーリアーに単身白兵戦を挑むザラスザール!
盤面では圧倒的にネクロンが滅ぼされていますが、獲得した累積ポイントは拮抗しており、まだゲームの勝敗は決していません!
そして4ターン目後半に流れ込みます。
マウロック地中より出現!!!
地表を突き破ってそのままへヴィーデストロイヤーを飲みこまんとする!
近くのユニットはD6を振って表に応じた致命的ダメージを被るという、まさに「巨大な口で飲み込まれてしまう」を再現した熱いルール!
3体のデストロイヤーのうち、1体が飲み込まれ(3点の致命的ダメージ!)、もう1体が1点のダメージを喰らってしまいました。
ド迫力の見た目に相応しいインパクトのある攻撃です、まさに。
しかしなかなか出てきませんでしたね(汗)。
なかなか援軍出現で出てこなくて3ターン目に自動的出立からの地下潜伏を選択、そして4ターン目に地表到達。
ゴーントもデヴァウアーをバーッとデストロイヤーに撃ちます。
10体の射撃でも30発ですからね!けっこうヤバい!
奇跡的にダメージは喰らわず済みました。
何とか死なずに頑張って。
ザラスザールは先のターンから続いていた白兵戦を継続中。
そしてウォーリアーを殲滅。ハイパーフェイズグレイブめっちゃ強い!
ジーンスティーラーはあっさりとウォーリアーを白兵戦で全滅させました。
とんでもない攻撃力に圧倒されっぱなしです。
ネクロン側最終ターン!
ゴーストアークの射撃でジーンスティーラーに一矢報います。あと1匹倒せれば思惑達成できたのですが!
ザラスザール卿は自信が持つレリック、ヴェイル・オブ・ダークネス(補給ポイントでゲットしてました)の力を発動し、
へヴィーデストロイヤーの援護に駆け付けました!
そしてティラニッド側最終ターン!
迫るジーンスティーラーとマウロック!
ホーマゴーントはしっかり拠点を確保!
眼前に迫る巨大なマウロックとネクロン軍を蹂躙し尽くしたジーンスティーラーに対峙するオーヴァーロード・ザラスザール。
デストロイヤー部隊を守るために自らの危険を省みずに駆け付けた英雄的行動はちょっとネクロンらしく無かったかもしれません…。

しかし、彼は、彼の忠実なる僕たちが何も出来ずに蹂躙されるのを遠くから眺めるに任せるわけにはいかなかったのです!

彼の体にはもはや熱い血は流れていなくとも、
その精神は彼が肉の体を持っていた時と何ら変わらない、慈悲深き指導者のままなのです(たぶん)!
マウロックがへヴィデストロイヤーに突撃!
しかし圧倒的な見た目に反し、攻撃力はそれほどでもなく、この白兵戦は決着せず・・・
フェイズシフター最大出力!血に飢えし獣ども、かかってこい!
このハイパーフェイズ・グレイブの錆にしてくれよう。

構えるザラスザール。

ぬぉぉおおおおおおお!!!
アジャー!!最後にわざわざ自分から死にに行ってしまったぁ!!
狙い過ぎて、めっちゃ後悔!!(笑)
これでゲーム終了です!
Rmanの取得ポイント
拠点確保の「奪取し確保せよ」の5ターン累積ポイントが30点、偵察を行った盤面4つで45点、バトルレディのペイント点10点合計85点
一方はたさんの取得ポイントは
「奪取し確保せよ」の5ターン累積ポイントが40点、偵察を行った盤面4つで45点、バトルレディ10点合計95点

クルセイドキャンペーン初戦、
はたさんのハイブフリート・ベヒモスの勝利です!

ストーリー3(戦い終わって)


ベヒモスは容赦なく侵入者に襲いかかった。

圧倒的なまでの津波となって襲いかかる個体群にザラスザール率いる先遣隊は防戦一方の闘いを強いれ、
4本の腕をもつ一個体のおぞましき力によりリビングメタルの体をバラバラに引き裂かれながら、彼は王の真意を身を持って理解した。

彼はティラニッドという種族を完全に見誤っていたことを認めざるをえなかった。

もはや地表はティラニッドによって「捕食」の段階となっていた。
帝国の防衛軍も機能していないことは明らかであり、生きとし生けるもの全生命がティラニッドに貪り喰われつつある。

リビングメタルの躯を回復させつつ、ザラスザールは思案した。



ここまでティラニッドの侵攻が進んでいるとなると地下深く眠る墳墓の復活にも影響が出かねない。

ザラスザールに一刻の猶予もないことは自明であった。

成長記録
クルセイドキャンペーンの醍醐味と言えばやはりこの成長システムでしょう!
二人でクルセイド・カード更新の項目を読み合わせながら手探り状態でカード更新の時間を楽しみました。
お互い戦闘不能判定で大きな事故は無く、戦闘経験、最高勲章、死をもたらす者、思惑達成のポイントを積み上げていきました。

ティラニッド側の特筆すべき成長
ブロッドロードが一気に6点の経験点を積み、初期階級ステータスの「訓練上がり」から「実戦経験者」にレベルアップ!
報償として「征戦の至宝」から「名匠の義体」を取得されました。
これは恒久的に攻+1され、かつダメージ喰らったらD6振って5+でダメージ無効化できるという強力な装備です。
ジーンスティーラーも一気に経験点を5点もゲットされ、レベルアップ間近となりました。

ネクロン側の成長
オーヴァーロードとへヴィーデストロイヤーの経験点が共に4点となったところで、他に報償などはゲット出来ず…。
次回は何とか実戦経験者へレベルアップしたいものです。

戦い終わって・・・

いや〜めちゃくちゃ面白かったですね!クルセイドキャンペーンという遊び方も初めて、そもそも9版ゲームも初めて、
そして僕のウォーハンマールームでちゃんとしたゲームを遊ぶことも初めて!!という初めて尽くしながら、
非常に楽しい時間を過ごせて、改めてはたさんに感謝です。

このウォーハンマーテーブルの特徴でもあるダイスプールにダイスをジャララとストックされてる光景、やっと見れた〜って凄く嬉しかったんですよ!
ほんと。

はたさんがこのゲームを遊べるようになるまで1年間アーミーを作ってこられ、
そしてルール翻訳に務められた努力のおかげで(お互い初めてにしては)スムーズなゲームができました!大変お疲れ様でした!
次回のバトルも楽しみです!次は補給ポイントを消費して兵力供給上限を上げていくことも検討したいところですね!

というわけで、
我が青きザラスザール率いる征戦軍のこれからの活躍とハイヴフリート・ベヒモスの奮闘を祈念して第一回のレポートを終わります。


読んで下さった皆さんも、どうもありがとうございました!
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