ク・タン シャード by Betz | |
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Betzさんのコメント かつて絶大な力を誇った<星界の神々>の成れの果て、残響の如き「ク・タン シャード」です。 更新されたネクロンの設定で、一番手が加えたれたのがク・タンの在り方でしょう。 以前はネクロンを操り魂の<収穫>を行っていたク・タン達でしたが、 今では<旧き者>との戦争の最後でネクロン達に反乱を起こされたという設定に変更されました。 破壊されシャード(欠片)という姿になり、ネクロン達に使役される立場になるこの設定変更は賛否両論がありましたが、 私はネクロンという種族がある種の束縛から解き放たれて、より自由な設定を趣味人が取り入れやすくなったと受け止めております。 この「ク・タン ナイト・ブリンガー」のヘヴィメタル作例では、暗く怪しく輝くリヴィングメタルの質感が感じられるペイントでしたが、 私にあそこまで再現するのは荷が重く感じました。 ナイト・ブリンガーの造形はまさしく死神のそれ。そこで幽霊のようなペイントを目指しました。 参考にしたのはヴァンパイア・カウントのコヴン・スローンです。丁度WD誌にペイントガイドも掲載されていたので、それを見ながらのペイントになりました。 足元にはネクロンの宿敵エルダーのアレイトックカラーヘルメットを転がしています。 シャードになってしまったせいか少し弱体化してしまいましたが、その多彩な特殊能力の数々は他種族のモンスターにはない汎用性があります。 ポイントは張りますが、見た目のインパクトや摩訶不思議な特殊能力は使っていて飽きさせない魅力があると感じています。 ク・タンにはナイト・ブリンガーやディシーバーだけでなく複数の神々が存在し使役させられているので、 いつかは既存の二つ以外のク・タンも作ってみたいと思っています。 Rmanのコメント かつての旧ネクロンではク・タンこそが堂々たる主役でした。
圧倒的な存在であるがゆえに、頭を押さえられたネクロンからはどうしても新しいものが生まれて来ない雰囲気がありましたが、 このク・タンの束縛から解き放たれ、本当に魅力的なアーミーになったと思います。 新しいネクロンの魅力、それは口で言うまでもなく、Betzさんのアーミーの美しさから存分に感じられますよね。 そんな新生ネクロンの魅力に溢れたBetzさんの名脇役となってくれそうなのがこのシャードですね! 今までは長年主役で引っぱってきたくせに、いきなり「かけら」扱いとは不遇な気もしますが、 ある意味シャードという表現がぴったりな頼りない雰囲気もあったような気もします。モデルのモールドはかなりのっぺりですからね(笑)。 そのモデルの特徴を最大限に活かした今回の「幽霊のような」ペイントは、逆転の発想で、実に素晴らしい効果を生み出していると思います。 まさに湿った墓場から蘇ったかのような不気味な佇まいはまさにホラーな雰囲気です。死神の元祖たるナイトブリンガーにぴったりの方向性だと思います。 全く違う作品のヘヴィーメタルチームのペイント例を参考にされたというのも良いですね〜。 Betzさんの応用力の高さ、発想の柔軟さを改めて感じられるエピソードです。 ベースにエルダーのヘルメットを配されたのもネクロンらしいデコレートで熱いです。 こういったワンポイントがあるだけで、ミニチュアの奥深さがぐっと増してくると思います。 それはそうとク・タンは複数の神々のかけらが存在しているようですから、Betzさんもコメントされているように、色んなやつを作ってみたいですよね。 能力も多彩で、様々な特徴のク・タンが居たと思うとワクワクしてくるものです。 |