Written by Rman


対戦日 平成22年10月10日
対戦場所 大分県玖珠郡九重町田野228(エトワールくじゅう
対戦者 Rman(スペースマリーン)、卵帝さん(インペリアルガード)

温泉でウォーハンマー
さがりの会てらださんが企画してくださった温泉ハンマー。
「温泉ハンマー」
・・・・なんて素晴らしい響きでしょうか。
温泉で日頃の疲れを癒しつつ、バトルを楽しんだ後も闘いあった友と共に温泉につかりながら、バトルのドラマを振り返り語り合いながら汗を流す・・・
想像するだけで非日常的な熱いイベントです(笑)。
お泊り会でウォーハンマーをするというだけでも大興奮ものなのに、そこに温泉が加わればテンションがあがらないわけがありません!

参加者はてらださん、emanonさん、ざんじさん、卵帝さん、そして僕の5人ということで少人数ではありますが、
気心知れた仲の良い仲間との旅行も兼ねたイベントになりました。

僕は40Kスピアーヘッド・エキスパンションが発表された時に「これは面白そうだな〜」と思い、この温泉ハンマーで卵帝さんに対戦をもちかけました。
卵帝さんと僕はお互い2010年は40Kの製作に打ち込んでいたこともあり、
また広島ミニチュアゲームの会で9月に行われたアポカリプスを終え、アーミーのサイズはかなり大きくなっていましたので、
思い切って4000Pという(お互いにとっては)前代未聞のビッグバトルをする約束をしました。

さてさて、イベント会場となったホテルは、九州は大分県の九重町にある「エトワールくじゅう」という知る人ぞ知るという穴場のホテルでした。
エトワールくじゅうさんのホームページより エトワールくじゅうさんのホームページより
値段も手頃で食事は美味しく部屋も広い、そして温泉はさすが名所の大分というだけあって露天風呂付きの非常に気持ちの良いものでした。
ホテルのロケーションも素晴らしく、モクモクと白煙をあげる(温泉が湧いている?)山裾に建ってて景色が良かったですね〜。天気も素晴らしかったですし。

そんな贅沢な環境で遊ぶウォーハンマーが楽しく無いわけがありません!(笑)
卵帝さんと約束していたバトルは2日目の朝から始まりました。


卵帝さんのアーミーはRoRをご覧の皆さんにはご存知、インペリアルガード(モルディアン)です。
今回はスピアーヘッドということでタンクが沢山入るぜ〜と息巻くまでも無く、元々タンク中心でアーミーを構築されていたので、
普段のアーミーとあまり変わっていないとのことです。
とはいえやはり、「フォーメーション」によりスーパーヘビータンクである「ドゥームハンマー」が編入されているのがスピアーヘッドならではですね。

僕はもちろんスペースマリーン(インペリアル・フィスト)です。広島ミニチュアゲームの会で遊んだアポカリプスでさえ一人3000P+αだったことを考えると、
シングルで4000Pという規模は史上最大です。2年間に渡って作り続けてきたアーミーの晴れ舞台ということでもあり、気合は十分です。
編成的にはヘビー枠のタンクをいつもの何倍もぶち込めるのがスピアーヘッドの熱いポイントですので、その辺を意識して組んでみました。

バトルのストーリーは卵帝さんが考えてくれるということで、アポカリプスで共に戦った同士としては熱いストーリーを期待していましたが、
思いもよらない(逆の意味で)熱いストーリーに思わず吹きだしてしまいました。いかにも「らしい」といいますか・・・・。
皆さんも広島アポカリプスのストーリーと併せてお楽しみください。

〜イントロ〜(by卵帝)

ジェニスSU号星における戦役は終結の兆しを見せていた。
しかし、ここに至って初めて新たなる“戦い”を始める者たちも存在する。



大規模な戦役には大規模な戦後処理が付きものであり、 その舞台においての立ち回りは、ある意味戦争そのものより遥かに重要である場合が多い。
権謀術数入り乱れる帝国の中でもそれは例外ではない。

クラウザー卿の支援を行う事で相応の見返りを目論んでいる モルディア第82連隊長ゲイリー・マクミラン大佐の行動は速かった。

「ライフジェネレーターの回収作業は、サンドロスめの主導で進む事が既に決定しておる。
 あのアーティファクトに深入りするのはマーズとの関係を悪化させる可能性があるので興味はないが、
 この流れで今後もインペリアルフィストに主導権を握られ続けてはかなわぬな。」

彼は極秘裏のうちにグレイナイトチャプターのジャン・ドメニコ・アクアサンタ卿に
“インペリアルフィスト第3中隊においてケイオス汚染の疑いこれあり”と打診、
更にはモルディア星域統合司令部に巨獣戦車「ミッドナイト・オブ・モルディア」の出撃許可をも取り付けていた。

運の悪い事に(そしてマクミラン大佐にとっては都合の良い事に)本戦役の初期において、
インペリアルフィスト第3中隊はハルコニアン連隊と衝突している経緯がある。
苛烈な性格で知られるアクアサンタ卿は、直ちにチャプターの最精鋭部隊を引き連れジェニスS星系を訪れたのである。

空前絶後の戦力を終結させたモルディア第82連隊をキメラの上から満足げに眺めながら、 マクミラン大佐はチェーンソードを抜き放ち叫んだ。

「異端者どもはジェニスSUに散在するデータコデックスを渾沌に引き渡そうとしているのである。
 それを何としても阻止し、神なる皇帝陛下の名において裁きの鉄槌を下すべし!」

この事実は誇り高きドルンの息子達を大いに憤慨させた。
もはやいかなる弁解の言葉も必要ない。

「我々の至上聖務は偉大なる皇帝陛下を、ひいては帝国全体を守護する剣となる事である。
  その妨げとなるのならば、異種族であれ人類であれ排除するのみ!」

パウロ・サンドロス中隊長の号令のもと、インペリアルフィストも反撃を開始した。 その戦力は帝国防衛軍と見紛うばかりの機甲部隊である。

ここに星系史上最大規模の機甲戦が開始されようとしていた。
モルディア第82連隊
卵帝さんの1年間に及ぶアーミー製作の集大成がこのモルディアン・インペリアルガード。
アーマード・タンク編成っていうんでしょうか。素でスピアーヘッド編成(笑)。さらにフォーメーションが加わり死角無し!?
アーミーの顔であるゲイリーマクミラン大佐とマイティーマックス。
IGといってもモルディアン自体がかなり珍しい中で、さらに強烈な個性を感じさせてくれる2人です。
こういう「顔」になるキャラってアーミー的に必須ですよね。
圧巻なのはやはりタンクの数。ガチなIGは違うぜ〜って感じです(笑)。
タンクばっかりに目が行きがちですが、ずらりと並んだモルディアン歩兵も凄いですよね。全部メタルですし・・。
このスピアーヘッド編成の目玉がやはりこのドゥームハンマーとグレイナイトスカッドではないでしょうか。
どちらも格好良過ぎですね〜。

インペリアルフィスト・タスクフォース「怒りの鉄拳」
僕の黄色いスペースマリーンも4000Pを遊べる規模になりました。
今回はスピアーヘッドということでタンクを多めに投入しています。歩兵もホントはもうちょっと入れたかったんですが。
第一中隊のキャプテン・ライサンダーとベテラン達を大量に投入して、いざ本気のバトル。
アポカリプス以外では実現しえなかった6つのヘビータンク。
今回はスピアーヘッドフォーメーションの「タンクハンター」と「アーマード」により投入可能となっています。
ハンターキラーミサイルも装備してやる気満々。
フォージワールド専用モデルであるカエスタス・アサルトラムも躊躇無く投入(笑)。
そしてドレッドノート・ドロップポッドは専用ルールを使用し、着陸と同時のアサルトが可能となっています。

毎度のことながら写真メインの雰囲気重視で進めてまいります。お楽しみいただければ幸いです。
紫の枠が先行インペリアルガードターンに起こった出来事。
オレンジ色の枠が後半スペースマリーンターンに起こった出来事。

戦場のセットアップ


スピアーヘッドということで、戦場は縦方向になります。
しかもタンクがメインとなるため、テレインを少なめに配置することが奨励されていましたので、そのようにしてみました。
ちなみにバトルボードとテレインは僕が自宅から持参したものです。

ミッションはランダムでチョイスしたところ、「電撃戦(ライトニング・ウォー)」というマーカー確保系の一番フツーのミッションになってしまったため、、
初期配置方法については2人で相談して、せめて最初だけでもスピアーヘッドらしさが味わえる「苛烈なる迎撃(カウンターアタック)」に決めました。

マーカーは全部で3つ。両陣営にひとつ、戦場中央付近にもうひとつのマーカーを配置。
言うまでも無く、最終ターンにこのマーカーをより多く確保していたプレイヤーが勝利となります。

配置の順番はロールオフで勝利した卵帝さんからです。
このV字の初期配置エリアがスピアーヘッドならではと言う感じで非常に熱くなりましたね〜。
歩兵は全てタンクに収容されており、まさしく機甲戦といった感じです。
凄まじい戦車の波。こうやって並べるだけでもスピアーヘッド遊ぶ価値がありますね(笑)。
ちなみにスーパーヘビータンクのドゥームハンマーはリザーブです!
初期配置すると1回貫通ヒットを受けてしまうというペナルティーがありますので、妥当な選択でしょうか・・・。

インペリアルフィストの黄色い戦車もV字配置です。
V字の先端を走るのはアーマードフォーメーションによって装甲を強化したヴィンディケーター!
アポカリプス以外では3つもヴィンディケーターを使うってことはなかなか難しいので、
作っちゃったもんとしちゃやっぱり嬉しいですね、こうやってアポカリプス以外でも使えるのは(笑)。

ちなみに先行奪取は当然のごとく失敗しました・・・・。


1ターン目
先行はインペリアルガード
スピアーヘッドフォーメーション「メカナイズド・アサルト」により戦場端から2機のヴェンデッタが進入。
兵員輸送能力のあるビークルが1ターン目に必ず奇襲攻撃をしかけることができるという強力なフォーメーションです。
ヘルハウンドは戦場中央マーカーの手前までフラットアウト!
このヘルハウンドはマリーンにとっても凄まじいプレッシャーです。
続く射撃フェイズ。
グリフォンモーターによる射撃で何とヴィンディケーターは武器破壊!
もちろん、デモリッシャーキャノンが壊れます(笑)
ヴェンデッタ2機の側面射撃で1台のヴィンディケーターは破壊され、
もう1台はスタン!
レマンラス・タンクはタンクハンター・スピアヘッドのフォーメーションを組んでおり、ビークルに対してダメージロール+1という能力を得ています。
そして、全力でマリーンのプレデターを射撃するも運悪くダメージはスタンのみ。

1ターン目にしてはやくもヴィンディケーター3両の活躍の機会は奪われてしまいましたが、(僕の)想像よりは軽微な損害といったところで、
卵帝さんの1ターン目終了です。
アウトライダー・スピアヘッドを組んだ2機のドレッドノートが同時に戦場に到着します!
アイアンクラッド・ドレッドノートが狙うは戦場後方のキメラ。そしてチャプレイン・ドレッドノートはヘルハウンドの前に着陸!
ちなみにヘルハウンドの上に置いてある白い物体はスモーク代わりのティッシュの切れ端です(笑)。
バトルボードやらテレインは持ってきたのに、スモーク代わりのコットンは忘れてました・・・・。
そしてメカナイズド・アサルト・スピアーヘッドにより1ターン目に奇襲攻撃をしかけるカエスタス・アサルトラム!
モルディアン陣営の後方から進入!
そして即、ターミネーター10体を排出します。カエスタス・アサルトラムはターミネーターを10体も運べるのが非常に強力だと思います。
狙うはキメラ!
続く射撃フェイズ。
チャプレイン・ドレッドノートの必殺マルチメルタは眼前のヘルハウンドを狙うも何とスモークランチャーによるカバーセーブに成功されてしまいます。
カエスタス・アサルトラムの超必殺マグナ・メルタもグリフォンモーターの装甲を貫けず!!
そしてランドレイダーのマルチメルタとランドスピーダーのマルチメルタがヘルハウンドを狙うもシェイクンのみで破壊に至らず・・・。
嫌な空気が流れる中、戦場最後方の旧型プレデターのラスキャノン斉射がレマンラス・エクスターミネーターを破壊することに成功!
続くアサルトフェイズはこの調子でいきたいところ!
フォージワールドのドレッドノート専用ドロップポッドには特別なルールがあり、
それが「戦場に到着したターンにアサルトすることができる」というものです。

これは非常に強力ですので、普通のゲームでは使わないアポカリプス向けのルールでもあるのですが、
今回は4000Pという大規模戦なので、このルールを使用しています。

というわけでチャプレインドレッドノートはヘルハウンドにアサルト!
先の射撃フェイズで全力射撃を行ったにもかかわらず、キメラを落とせなかったアイアンクラッド・ドレッドノートもアサルト!
今度は失敗は許されません!
カエスタスはアサルトビークルのため、降車したターンにアサルトが可能です。ターミネーターは目の前のキメラを爆散します。
インペリアルガードの歩兵はビークル破壊時のダメージロールがけっこうドキドキしますね。2人爆発に巻き込まれ死亡。
アイアンクラッド・ドレッドノートもキメラを爆破。乗員のモルディアンが1名死亡。
さすがにドレッドノートはアサルトできると強いですね〜。我ながら惚れ惚れします(笑)。
ヘルハウンドを破壊したチャプレイン・ドレッドノートの勇姿。
最近はビッグゲームを遊ぶ機会が増えてきたので、このチャプレインの出番が増えつつあり嬉しい限りです・・・。
1ターン目終了時の状況としてはお互い同じくらいの損害で、まだまだ先が読めません!

2ターン目
インペリアルフィスト陣営の後方にパラシュート降下を果したメルタガン装備のストームトルーパー。
このバトルにおいては超強烈な破壊力を秘めた5人です。
そして、ターミネータースカッドの背後から奇襲をしかけるマイティーマックス少佐!
そして、ついに超巨大戦車ドゥームハンマーがその巨体を現します!
スピアーヘッドとはいえ、その異常なまでの迫力はアポカリプスでは無いゲームにおいては凄まじい存在感に満ちています。
この戦車がこのバトルの勝敗の鍵を握るといっても過言ではなさそうです。
ヴェンデッタはインペリアルフィスト陣営にある廃墟の側のオブジェクト側に移動。危険地形判定には危うげなく成功!
勇猛なるベテラン兵を下ろします。狙うはプレデター・デストラクター。
ドゥームハンマーに乗車していたのはアクアサンタ卿率いるグレイナイトターミネーター達。
ドゥームハンマーってこんなナリして、扱いはオープントップとかでいきなりアサルト可能なんですよねぇ。
黄色のターミネーターは超ピンチ!
恐怖の時間が始まります。インペリアルガードの射撃フェイズ。
ドゥームハンマーの射撃からスタート。主砲のマグマキャノンはランドレイダーとランドスピーダーにヒット!
両車両はイモビライズ(移動不能)のダメージを被ります。
そしてカエスタス・アサルトラムに対しては3本のラスキャノンを撃つものの、これはすべてミスヒット!
アイアンクラッド・ドレッドノートへのラスキャノンも何とミス。
圧倒的なまでの射撃力ですが、今回は僕の方がラッキーだったようです。
マイティーマックスがデモリションチャージャーをターミネーターに投げつけます。
大爆発、しかし!ターミネーターの奇跡のセーブにより被害を1人に抑えました。悔しがる卵帝さん(笑)
が、しかし!その次に正面のベテランが投擲したデモリションチャージャーにより4人のターミネーターが死亡!
結果的には精鋭たるターミネーターは半数が死亡という非常に厳しい展開となりました。
プレデターの側面を捉えたベテランスカッド。三丁のメルタガンが火を吹きます!
さすがにプレデターは爆破されました。
その後も猛烈な射撃は続きましたが、ストームトルーパーをはじめ、
その他のユニットはたいした戦果をあげることはできず・・・
接近戦の開始です!
アイアンクラッドはベテランスカッドを一方的殺戮。
ベテラン達は非業の死を遂げました。
グレイナイトターミネーターVSインペリアルフィスト・ターミネーター
これは、パワーフィストの反撃を繰り出すまでもなく、圧倒的な破壊力の前に黄色ターミネーターが全滅の憂き目にあってしまいました。
ついでに同時アサルトでサンダーハンマーで殴られたカエスタス・アサルトラムもイモビライズ・・・・。
さすがはターミネーターキラーの異名をもつグレイナイト・・・・。強い、強すぎる。でも格好良いので許せちゃう(笑)。
一気に間合いを詰める戦車達。
どうせヴィンディケーターは射撃できないので、
オブジェクト確保に走ります。
アイアンクラッドドレッドノートは先のターンに発射出来なかった
デスストライク・ミサイルに詰め寄ります。
マリーンを搭載したライノもベテランスカッドを殺すため、
全力で丘を駆け上がります!
イモビライズしたランドレイダークルセイダーのマルチメルタが火を吹き、
射撃レンジぎりぎりのヴェンデッタを見事撃ち落としました。
旧式プレデターはレマンラス・エクスキューショナーを大爆散!チャプターのレガシーに宿るマシーンスピリットの力恐るべし。
現行型プレデターは廃墟の側で積荷を下ろした直後のヴェンデッタを狙うも、これはクルーを揺らすのみに留まりました。
アサルトフェイズでは、アイアンクラッド・ドレッドノートがメタクソにデスストライクを殴り、車両ごとぶっ壊しました。
う〜ん、我ながら惚れ惚れするほどの活躍ぶり。やはり1ターン目からアサルトできるドロップポッドに乗ってると、
問答無用の破壊力をいつも以上に発揮できて嬉しいですね〜。

3ターン目
先のターンに黄色ターミネーターを抹殺したアクアサンタ卿率いるグレイナイトは再びドゥームハンマーに搭乗し、
ドゥームハンマーは轟音と共にその巨体を戦場中央のオブジェクト目指して進めます。凄まじい迫力。
エクスターミネーターはアイアンクラッド・ドレッドを背後から狙い撃ち。
結果はスタン&イモビライズ。
ベテランはライノにメルタガンを放つも、
爆破するには至らずシェイクンのみ。
ドゥームハンマーの圧倒的射撃が始まります。
このスーパーヘビータンクの凄いところは何と言っても数々の射撃武器をそれぞれ別の対象に向かって撃てることでしょう。
主砲マグマキャノンはヴィンディケーターを狙います。
そして見事にクリーンヒット!破壊されました。ところで、マグマキャノンって視覚的にはどんな感じなんでしょうね?
やっぱり火山大噴火って感じでしょうか?
そして副放のラスキャノンはランドスピーダータイフーンを打ち落としてくれました。さすがとしか言いようの無い破壊力です。
アサルトフェイズ、ベテランスカッドが果敢にもライノにアサルトをしかけてきました。
狙うは必殺メルタボム!ライノは全力移動した直後とあって非常にヒットし辛い状況の中・・・・
さすがはベテラン、見事に爆走するライノを粉砕することに成功!6のみヒットなのに、よくも!(笑)
マイティーマックスはカエスタスの窓にメルタボムを投げ込む!(笑)の絵。
クルースタンでした。もう、カエスタスはどうでもいいよ・・・って感じですね。
移動フェイズも適当に、
新旧プレデターの射撃はたいした戦果をあげられず。
先のターンにライノを破壊されたタクティカルスカッドは
ベテランに対してピストルを一斉射撃しつつ肉迫します!
戦場中央のオブジェクトにライノとヴィンディケーターをねじ込みます。
ここを死守できねば負ける!そんな緊迫感がこの中盤あたりから漂ってきました。
続くアサルトフェイズ。タクティカルスカッドがベテランスカッドを瞬殺。そのまま丘の上のオブジェクトを確保します。
チャプレインドレッドは憎しみこもったパンチでアルテミア型ヘルハウンドを破壊。
ミスヒットをリロールできるのでチャプレイン・ドレッドは接近戦ではかなり頼りになりますね〜。

4ターン目
ドゥームハンマーがついに掩蔽壕の側までその巨体を押し込んできました。
このドゥームハンマーが戦場中央のマーカーに辿り着く前になんとかせねば・・・・
ストームトルーパーは破壊されたヴィンディケーターに身を隠しつつ、戦場中央のライノにメルタガンの狙いを定めます。
一方、ヘルハウンドを破壊したチャプレイン・ドレッドノートの後方から同じくメルタガンを構えるベテラン達。
続く射撃フェイズ。
ストームトルーパーはライノにメルタガン3発を放ち、これを破壊。中のマリーンも1人爆発に巻きこまれ死亡。
これは痛い!
さすがにチャプレインドレッドノートの「尊き者」のルールを使ってもメルタガン3発はどうしようも無く、爆破されてしまいました。
南無〜。
爆破されたライノから脱出を果したばかりのマリーンに対して、グリフォンモーターの射撃が命中。
なんという連続技(コンボ)。精鋭たるスペースマリーンもこの猛火の中で2人がさらに死亡してしまいました。
ついでにキメラのマルチレーザーでさらに1人死亡・・・・・。
個人的にこのバトルのベストPicはこれかなって思います(笑)。
めちゃめちゃ撃たれまくってるようで、実はベテランスカッドはアサルトフェイズでアイアンクラッドに対してアサルトするのが狙いなので、
何もされて無いんですけどね(笑)。
ドゥームハンマーの強烈過ぎる射撃により、我が軍最強の戦車ランドレイダークルセイダーもなすすべもなく大爆発。
スーパーヘビーの破壊力恐るべし。
ランドレイダーの爆発に巻きこまれ、なんと4人ものベテランマリーンが死亡!
マグマキャノンによる破壊の凄まじさを物語るような結果にしばし呆然としてしまいました。うぬぬ。
戦場中央のタクティカルスカッドも結局1ターンで6人が死亡。このまま最終ターンまで耐え切ることができるか非常に厳しい状況です。
肉を切らせて骨を断つ!とでも言わんばかりのベテラン達の命がけの特攻は見事成功。
メルタボムを4発もその身に受けたドレッドノートは爆発炎上!
射撃フェイズに射撃を踏みとどまってメルタボム特攻は敵ながらあっぱれでした。
マリーン陣営側のマーカーはタクティカルスカッドががっちりキープ。
ここのマーカーだけは死守せねばなりません。
第一中隊キャプテン・ライサンダーと第三中隊キャプテン・サンドロスはスターンガード・ベテランから離脱し、戦場中央に歩を進めます。
並んでいるようで別行動です。
そして射撃フェイズ。ライサンダーは戦場中央のマーカー確保を妨害するために走ります!
サンドロスのコンビメルタはキメラを捉え見事に爆破することができました。こいつのコンビメルタはほんと、頼りになります!
スターンガードはヘビーフレイマーとボルトガンをストームトルーパーに放ちます。
元々5名のストームトルーパーはさすがにここで壊滅となりました。
戦場中央のマーカーをどちらが確保できるかが勝負の分かれ目!
とはいえ、こちらとしてはかなり厳しい状況で、もはや卵帝さんによるマーカーの確保を妨害することで引き分けに持ち込むのが精一杯という状況でもあります。
プレデターもドレッドノートも全力前進して、次のターンに賭けます!

5ターン目
ついに戦場中央までやってきました。ドゥームハンマー!
いやもう何か、どうしようもない感じ。この迫力の前には笑うしかないって感じでしたよ(笑)。
やっぱりね、アポカリプス以外でスーパーヘビーはヘビー過ぎませんか?(笑)マリーンにも欲しい!
そしてグレイナイト達も降車し、いよいよ闘いは最終局面へ・・・・。
タンク自体もマーカーを確保することができるのがこのスピアーヘッドゲームの大きな特徴とあって、
リマンラスエクスターミネーターもマーカーの目の前まで突っ込んできました。ベテランスカッドもマリーンを狙います。
やっと出てきたマクミラン大佐。この人はゲーム中ずっと車内から命令を飛ばしまくってましたが、
この最終盤になってようやく車外に出て肉声で「大型目標撃滅!」と叫んでくれました(絵的に笑)。
レマンラス・エクスターミネーターは走り迫るドレッドノートを撃つも1と2を出して大失敗。熱い!
ベテランは戦場中央のヴィンディケーターを危うげも無く爆破。
スペシャルウェポンの破壊力はこのタンクばっかりのゲームにおいては驚異的ですねぇ。
グリフォンモーターの射撃、そしてベテランスカッドの射撃により、タクティカルスカッドは無念の全滅。
ドゥームハンマーはプレデターを撃つも、これはウェポンデストロイのみで助かりました〜。
ヘビーボルターはライサンダーを撃ちまくり、1ダメージを食らってしまいました。さしものターミネーターアーマーとはいえ、連射にはモロいんですよねぇ。
そして始まった接近戦。アクアサンタ卿とグレイナイトがライサンダーにアサルト!
このアサルトを(このターンと次の僕のターン終了まで)耐え切れば、戦場中央のマーカーは「混在」ということで
引き分けに持ち込むことが出来るため、僕もダイスを握り締める手は自然と力が入りました。
しかし!
ライサンダーもストームシールドによる鉄壁の防御力を誇るとはいえ、
ターミネータースカッドを軽く全滅させたグレイナイトのパワーは伊達ではなく、反撃するまでもなく倒れてしまいました(涙)。
5ターン目後半。
下の写真を見ていただければ分かるように中央のマーカーにサンドロス中隊長とベテランマリーンが到達するにはグレイナイトの鉄壁を崩す他ありません。
ただ、唯一の希望は写真の右端にちょこっと写っているドレッドノート。
彼が全力で1ターンの最大移動距離12インチ動くことができれば、ギリギリでマーカー確保圏内に到達できる可能性があります!
移動は6インチ一杯一杯まで、そして射撃フェイズに全力でラン!

出目は4!!

さあ、どうだ!ドレッドノート・タイタスとマーカーの距離が3インチ以内なら、混在です!
残念!5インチくらいありました.....(笑)。
ほんとに6が出てもギリギリで、どちらにせよランダムゲームですから、
このターンに終わらなければ次のターンにドレッドノートは確実に撃破されるでしょうから、完全に僕の敗北です。
ここで、投了しました。
戦場中央のマーカーを確保したベテランとレマンラス・エクスターミネーター。
エクスターミネーターはIGの中では割と地味めな性能ながら、狙われにくく結講良い活躍してますよね。
マリーンでいうとプレデターデストラクターみたいな感じ。
スピアーヘッド4000Pという超ビックバトルを制したのは卵帝さん。
ひっくり返った(破壊された)タンクとクレーターの数が激しい戦いであったことを物語っているようです。

ここで、ゲーム終了です。

戦い終わって(by卵帝)
インペリアルフィストの戦線に切り込んだ巨獣戦車から白銀の騎士達が降り立つのを、 戦場後方のキメラから眺めながらマクミランは思案していた。
戦況は我が軍有利に運んでいる。だが、そのこと自体は大きな問題ではない。
全身改造の手術を終えたクラウザーが、眠りから覚めて仲栽に入れば直ちに戦闘は終了するだろう。
重要なのは2度も友軍と衝突を起こしたインペリアルフィストの発言権が著しく低下する事であり、
そうなって初めて、本来の“戦い”において自身が有利に立ち回る事が可能になった事である。

「大佐、上級政治将校クラウザー卿より通信が入っております。」

「それ来おったわい。どれ・・・」

したり顔で無線機を受け取ったマクミラン大佐であったが、次第にその顔は青ざめていき、 通信終了と同時に絞り出すような声で戦闘中止を下士官に伝えた。

―― アルファリージョンとジェニスSU惑星防衛軍の超大規模連合軍が大陸北方に出現 ――

更には大陸の各所で大規模なデモニックインカージョンが始まっているとの追加観測情報を受けつつ、 マクミランは己の失策を認識していた。
両軍が戦闘準備を行い、全力で戦っている裏で密かに敵は戦力を集結させていたのである。
もはや両者とも軍を十分に再編する時間は無く、敵の侵攻に対して後手に回るのは必至であった。

「不幸中の幸いはミッドナイト・オブ・モルディアとアクアサンタ卿の存在よ。」

インペリアルフィストを討つべく集結させた大戦力とそのインペリアルフィスト自体が、 ここに来て心強い戦力なのは何とも皮肉な話である。

数時間後、サンドロス中隊長、アクアサンタ卿、マクミラン大佐と共にライフジェネレーター防衛作戦を立案する中、
新たなる右腕の感触を確かめながら上級政治将校クラウザーは一人ごちた。
「先程までの不和が、作戦に影響を及ぼさねば良いがな・・・」


負けてしまいましたが、いや〜このバトルは非常に楽しかったです。
やっぱり普段はなかなか見ることが出来ないような大機甲戦を遊べた事自体が良かったですね。
トーナメント的志向のゲームとは違ってシチュエーションを楽しむ類のゲームだとは思いますが、それだけに、
お互いこのゲーム(バトルレポートにすることも意識して笑)のためにアーミーをフルペイントで揃えたからこその大迫力だったようにも思います。
Vの字で初期配置をした時は何だか身震いを覚えるほどでした(笑)。

卵帝さん、改めて対戦ありがとうございました!またいつかスピアーヘッドでリベンジさせてください!
(その時は僕はアンオフィシャルのスペースマリーン・フェルブレイド(ベインブレイド)を使いたいです!笑)
対戦後はお約束で露天風呂で汗を流しながらバトルの余韻にひたりました。
本当に良い思い出になりました。
イベントを企画してくださったてらださん、そして参加者の皆さん、ありがとうございました!
戻る