ハイエルフVSオーク&ゴブリン 2000ポイント ピッチバトル
Written by Rman


対戦日 平成22年1月24日
対戦場所 広島ミニチュアゲームの会(東広島公民館)
対戦者 Rman(ハイエルフ)、momijiさん(オーク&ゴブリン)

2009年末に広島ミニチュアゲームの会で始まった40Kキャンペーンの関係で、メンバーの間では40K人気が爆発中ですが、何気にFBはFBで非常に熱い状況になっていたりします。
その理由とは2009年に広島会にまげさんとボンジョヴィさんというFB新人が現れたこと、
そして長年ペイントオンリーだった静かなる巨人momijiさんが超美麗にペイントされたオーク&ゴブリンを引っさげて、ついに(本格的に)ゲームをはじめられたことでしょう。

僕的には40Kインペリアルフィストを作っていたこともあって、40Kばっかりな2009年でしたが、FBはFBでもちろん!遊びたい思いはあったわけです。

そんなわけで2010年最初の広島ミニチュアゲームの会では40Kキャンペーンを遊ぶと共に、久しぶりにFBも遊ぶことにしました。
対戦相手はもちろん!オーク&ゴブリンを率いるmomijiさんです!そして僕のアーミーは現在のメインアーミーであるハイエルフです!
momijiさんがまだウォーハンマーのペイントを始めた頃(10年くらい前?)に1回か2回対戦したことがある・・・・らしいのですが(笑)、まぁほとんど初対戦という感じです。

Rman「広島会では私を倒すことが出来て初めて一人前と認められるのである!」

momijiさん「広島会の真の接待プレイヤーはどちらなのか、この際はっきりさせましょう!」
とかアホなことを言いながら(笑)和気藹々とゲームの準備を始めました。

毎度のことながら写真メインの雰囲気重視で進めてまいります。お楽しみいただければ幸いです。
緑の枠が先行オーク&ゴブリンターンに起こった出来事。
青の枠が後半ハイエルフターンに起こった出来事。

〜イントロ〜
ウルサーンに緑の津波が押し寄せて数ヶ月が経った。
コースィクールの港町サラシィースはウルサーン中の港町の中でも際立って美しく壮麗な港を持つ町の1つとしてとして人々から愛されてきた。
しかし今やそこに広がるのは焦土と化した哀しき戦場であった。

凶暴なオークの軍団を率いるのはかの悪名高き鉄肌のグリムゴール。ハイエルフ水軍の虚を突いた突然の襲撃により、まんまと彼らはウルサーンの地に足を踏み降ろしてしまった。
そうなってしまっては、コースィクールの防衛戦力だけでは彼の力を押し止めること出来ず、
ついには完全に壊滅したサラシィースを足がかりにグリムゴールはいよいよウルサーンの内陸部へ進軍を始めた。

もはや、フィヌバール王に残された手は一つしかなかった。力には力を。彼はウルサーンの守護者ティリオンへ全てをたくした。

そして、ティリオンが彼の親衛隊を率いてかつて港町であった場所に到着した時、そこに広がっていた光景は想像を絶するものだった。それは絶望の二文字。

「サラシィースはもはや二度と再生できぬかもしれぬ。
 しかし我らはきゃつらを必ずやここで成敗し、コースィクールの罪無き民の仇を、そしてウルサーンを守るのだ!全軍出撃!!!」




初期配置完了


このたびは卵帝さんも久しぶりに里帰りを兼ねてイベントに参加されており、更に嬉しい事に広島名物「荒廃地的バトルボード」を持ってきてくださいました!
やはりこの独特な陰気臭い雰囲気は素晴らしいですね〜。僕はもちろんのこと、momijiさんもやる気倍増です。
僕がティリオンを使っている関係で(設定的には)戦場は必然的にウルサーンということになるのですが、この雰囲気でウルサーンはちょっとムリかなぁと思いつつ、
グリムゴールがウルサーンの地に攻め込んで数ヶ月後の荒廃した戦場ということにしてみました。丘の上にそびえる神殿も無残に破壊されてしまっています。



鉄肌のグリムゴール率いるブチ殺し強奪大隊(Rmanが勝手に命名)
オーク&ゴブリンを率いるのは、かのグリームゴール!オーク最強の戦士がアーケイオンを屠った後に狙ったのはウルサーンの地だった!?
この存在感たるや、さすがの一言。
このグリムゴールによって麗しきウルサーンの地がここまで荒廃させられたと言われても納得してしまうほど凶暴なオーラを発散しています。
ボアボゥイも開戦の時をいまかいまかと待ちわびて大騒ぎ。
戦場の脇をしっかりと固めています。それにしても迫力満点。
オークどもはトロールなどという汚らわしき存在までも
ウルサーンに連れてきていました。ウルフライダーも2部隊居ます。
ティリオン率いるウルサーン防衛軍 
グリムゴールを止められる男はもはやウルサーンの守護者たるティリオンをおいて他にいません。
親衛隊であるドラゴンプリンスと大軍団旗持ちのカ・エンセリオンを率いてグリムゴールと対峙します
戦場中央にはカラドリアンとフェニックスガード達が。
オーク陣営の喧騒とはうって変わって、
ここには不気味なまでの沈黙がありました。
スピアーマン部隊に合流したミュルディヴァール師。
ウルサーンの地をここまで荒廃させた緑の悪魔達に対し、
彼らは決意を秘めた表情を浮かべていました。


お互い2000P戦でそれぞれのアーミー最強クラスのスペシャルキャラクターを投入しているというキャラクター重視の編成でした。
いわゆるキャラハンキャラクターのパワーで安直に勝ちを狙うウォーハンマーという意味で否定的に使われる略語)ってヤツなわけですが、
まぁ、たまにはこういう編成もアリでしょう。思えば7版になってからスペシャルキャラクターも使いやすくなってますし、
昔ほどじゃないにせよキャラハン推奨っていう雰囲気も無くは無いですよね。
僕的には2000Pにティリオンは無いな、と思っていたのですが、おそらくmomijiさんがグリムゴールを使ってくるだろうと予想して(笑)、ゲーム前日に急遽ティリオン投入を決意。
蓋を開けて見ればドンピシャでした(笑)。よって、キャラハン上等!最後にはぜひともこの両雄の一騎打ちをやりたいね〜なんて話ながらゲームを始めました。



1ターン目
先行はオーク&ゴブリン。
開戦を告げるグリムゴールの雄叫びと共にボアボウィが猛然と前進!
開戦の興奮で内輪揉めどころではないオーク陣営はボアボウィを筆頭に一気に戦場の中心線を突破!
ハイエルフ陣地になだれ込みます。
ストーントロールはグリムゴールの雄叫びの意味が理解できず、
他のオーク達が歩を進めるのをのんびりと眺めています。
グリムゴールのジェネラリティー範囲内でも愚鈍とはさすが(笑)。
スノットリングポンプワゴンも大はしゃぎしつつ前進!
さらに、この隣ではスクイッグホッパーも凄まじい勢いで
飛びはねまくっています。
オークシャーマンがグァーグマジックの「ゴルクの足」を唱えます!そして出た目は何と6ゾロ!
抗えぬ大魔力にて召喚されたゴルク神の足が暗雲を切り裂き出現!フェニックスガード部隊を踏み潰す!!
しかし、アシュールの神々に守られたフェニックスガードは、
これを一人の犠牲者を出すのみで耐え切ります。しかしながら、
ゴルクの足はさらに隣のグレイトイーグルを踏み潰してしまいました。
抗えぬ大魔力の力は恐ろしく、シャーマンの体から更なる魔力がほとばしり、
第三の足が天空より出現!
しかし、その足が踏み潰したのは他でもないシャーマン自身でした!(死亡)
眼前に迫るオークボアボウィに対して、スピアーマンだけでは受けきれないと判断したティリオンがドラゴンプリンスから外れ、
スピアーマンの援護にまわります。これで、ボアボウィなど恐るるに足らぬわ!と思いきや、
何となくこの雰囲気に任せて肝心の合流の宣言を忘れてました(笑)。いや、FBは久しぶりだったもんで・・・(言い訳)
廃墟と化した神殿の上からは屈強なるアーチャー達が陣取り、俊足のウルフライダーに矢を注ぎます。
しかしながら、仕留められたのは1体のみ。この地味さがFBの楽しいところですね(笑)。


2ターン目

ストーントロールまたも愚鈍!?のっそりと歩を進めはじめました。
いや〜いい表情してます、この旧ストーントロールは(笑)。
ウルフライダーは一気に神殿を駆け上がりアーチャーに突撃!
しかし冷静にこれを迎え撃ったアーチャー、3匹のゴブリンを射殺します。
眼前に敵が居てアニモスティーするはずも無く、ボアボウィがスピアーマンに猛チャージ!
僕は余裕で「ティリオンがいるから大丈夫さ!」「え?でもティリオンは合流してないんですよね」「あ、確かに・・・・しまったぁぁぁああああ!!」
等と言う会話がありつつも(笑)、スピアーマンが先制攻撃!これがハイエルフ最大の強みです。
そして華麗なるスピアー捌きは3列で16回!さすがのボアボウィも勢いを減ずるものの、
ボアという天然の防御力もあってエルフの華奢なスピアーは決定打にならず、ことごとく弾かれてしまいました。
しかし、スピアーマンもボアボウィの攻撃を何とか耐えしのぎます。
一方その頃、戦場中央でもフェニックスガードに対し、脅威のジャンプ力を見せたスクイッグホッパーと、
正面からはボアチャリオットが突撃!ボアチャリオットのインパクトヒットは鎌込みで6回!
しかしアシュールの神々のご加護か、フェニックスガードはこの猛突撃でたった一人の犠牲者を出したのみでした。
スクイッグホッパーは運悪く距離があまり足らず、2匹しか接敵できなかったこともあり、フェニックスガードの先制攻撃により
一人のゴブリンがスクイッグごと叩き伏せられました。オーク側の攻撃はわずかにスクイッグホッパー一匹+ボア+クルー。これではいかにも迫力不足。
スクイッグホッパーとボアチャリオットを打ち破ったフェニックスガードは
一気にボアチャリオットを叩き切り、そのままポンプワゴンに肉薄します!
そして、戦場端での激戦はスピアーマンのコンバットリザルト1負け。
ティリオンのジェネラリティーを使えば9以下で踏みとどまれます!
コレは楽勝です!ころころころ・・・・
11!?
ティリオンのLDを使っても戦意喪失を免れなかったスピアーマンは散り散りになって逃走!この好機をボアボウィが逃すわけもなく、
追撃の大声を上げ、スピアーマンを一気に踏みしだき全滅!ミュルディヴァール師もこの混乱の中で共に帰らぬ人となってしまいました。
ボアチャリオットを打ち破ったカラドリアン率いるフェニックスガードがスノットリングポンプワゴンに突撃宣言!
いかに奇怪なウォーマシンとは言え、こちらから突撃できれば全く恐れることはありません!
しかし、フェニックスガードが歩を進めた瞬間!ポンプワゴンの後ろに控えるナイトゴブリン・レジメントから甲高く凶悪な雄叫びがッ!
フェナティック登場!!

シャーマンにクスリを盛られたことで、その目が顔から飛び出ています!
そして巨大な鉄球を振り回しながらフェニックスガードに向かって一気に飛び出しました!!!
トルネードのごとく鉄球に振り回されるゴブリン!!!緊迫の瞬間!
3体中1体のフェナティックがフェニックスガードに直撃!!!

しかしながら、おそらくフェニックスガードは歳月庵(としつきのいおり)で、この運命さえもすでに折込み済だったのでしょう。
狂ったように回る鉄球を沈黙を保ったままハルバードをたくみに操っていなし、事なきを得ました。
(プレイヤー的には超ビビったんですけどね笑)

いまやアシュールの神々は怒りに燃えている!その怒りの代弁者たるフェニックスガードを倒せるものなどいない!
(でも目の前で鉄球を振り回すフェナティックが怖いのでチャージ宣言は取り止め(笑))
フェニックスガードの眼前で鉄球を振り回すナイトゴブリンに対して、グレイトイーグルがこれを止めるため勇敢にも身を呈します。
グチャとナイトゴブリンを踏み潰しつつも鉄球の洗礼を受けたグレイトイーグルは地面に叩き付けられ、そのまま息を引き取りました。


3ターン目

WAAAAAGHHHH!!!!
グリムゴール叫ぶ!
ドラゴンプリンスに対して戦場全体に響き渡る程の怒号でグァーグ宣言!たじろくドラゴンプリンス達。
グリムゴールと直属のブラックオークは凄まじい迫力で勢いよく間合いを詰めるものの、わずかにドラゴンプリンスへの距離は足りず、チャージは失敗。
こちらとしては九死に一生を得た気分でした。
戦場中央では先ほどフェナティックに触れることを嫌った目の前のフェニックスガードに対して、チャンスとばかりにポンプワゴンが突貫!
単騎で走り続けるティリオンに対し身構えるストーントロール達。
それを確認したティリオンは抜刀!サンファングを構え突撃体勢に入ります!
スノットリング・ポンプワゴンのインパクトヒットを
真正面から受けたフェニックスガード達。
いかに未来を垣間見た彼らと言えど今度ばかりは次々と倒れました。

憎きグリーンスキンの総大将を確認!我らカレドールの誇りにかけてこれを討ち取るべし!突撃ィィィィィ!!!!!

グァーグ突撃に失敗したグリムゴールとブラックオークに対しカレドールの軍団旗持ちエンセリオンとドラゴンプリンスが突撃を宣言!
この苛烈なる接近戦がこの戦いを決するといっても過言ではありません!
突撃の瞬間、ドレイクマスターが一騎打ちの宣言をおこない、これをブラックオークのボスが引き受けます。
ティリオンはストーントロールの群れに単身突撃!陽光を蓄えたサンファングが猛烈な光を発し、トロールはまぶしさのあまり、
目をつぶって体を硬直させます!その一瞬の隙をついてサンファングが唸るッ!
トロールを一刀両断!太陽の力で燃えたぎるサンファングで切りつけられたトロールは再生することさえ出来ず、ゴウゴウと燃えながら焼け死にました。
この先制攻撃で我に返ったトロール2匹が鈍重な石斧をティリオンに叩きつけるものの、ティリオンは華麗なる剣捌きでこれを全て交わし、全く寄せ付けません!

この鬼神のごとき強さに恐れおののいたトロール達はいっせいに逃げ出します!
そしてティリオンは容赦無くこれを追撃!全てのトロールを叩き切り、焼き殺しました。
戦場中央でも熱い戦いが始まりました!
突撃と同時に始まった一騎打ちは一瞬のうちにブラックオーク・ボスがドレイクマスターの精巧なるランスに貫かれ決着!(オーバーキル2点)
そして、それとほぼ同時に他のドラゴンプリンス達のランスもブラックオークのヘビーアーマーを突き破り、次々と屠ってゆきます(5人死亡)。

これに怒ったグリムゴールは強大なるギッツソニックを掲げ、猛烈な反撃に打って出ます!目にも止まらぬ速さでギッツソニックをふりまくり、
エルフスティードの首を次々と叩き切り、地面にくずおれたドラゴンプリンスが体勢を立て直す余裕すら与えず、胴体を真っ二つに叩ッ切っていきます!!
信じられないほどの速さと力。それぞれが英雄クラスの実力をもつドラゴンプリンスといえど、ゴルクの化身がごときグリムゴールの攻撃の前になす術がありません。
たった一度のぶつかり合いでこれほどに両者がその戦力を失ったことがかつてあったでしょうか!?
まさに激戦。この時点でコンバットリザルトの差はわずかハイエルフのマイナス2。
「愚かなるグリーンスキン共、この大軍団旗を目に焼き付けるがよい!」叫ぶエンセリオン。
エンセリオン氏が掲げた大軍団旗はかの高名な「合戦の軍旗」。コンバットリザルトに+D6ポイント追加できるというハイエルフ最強のマジックバナーです。
バトル・バナーの力があれば、この戦局を一気に逆転、そして打開することができます。

さぁ運命の瞬間!!!!!気合を込めてダイスロールッッ!!!!
いち!?
ぎょえぇぇ〜〜とエンセリオン氏がうろたえたかどうかは分かりませんが、何とかLD8のブレイクテストに踏みとどまるので精一杯でした。

4ターン目

結局、最後まで再集結できなかったスクイッグホッパー達の勇姿(笑)。盤外に逃走していきました。
momijiさんの新作だったらしいのですが、まぁ頑張って塗ったのが活躍しないのもウォーハンマーの醍醐味ですかね。
ダメなヤツほど可愛いって言葉もありますし(笑)。今回に懲りず今後も使ってあげてください。
先の突撃でボスを打ち破ったドレイクマスターは再び一騎打ちを宣言。これを受けるグリムゴール。
しかし、一騎打ちが始まった瞬間、グリムゴールの一振りが馬の胴体ごとドレイクマスターを真っ二つにし、
その様子を見守っていたエンセリオン氏も一瞬凍りつきます。
勢いにのるブラックオークの攻撃をなんとか防ぎきったエンセリオンは再びバトル・バナーを掲げます!
先ほどとは違い今度は圧倒的不利な状況です。ここは何とか踏み留まりたい!

運命のダイスロール!!!!!さっき1が出た黄色いダイスはやめて、25周年記念ダイスで勝負!!
いち!?また!?どうやら、何かの手違いでこの魔法の軍団旗は合戦の軍旗(バトルバナー)ではなく、
ただの戦の軍旗(ウォーバナー)だったようです(笑)。というか涙。
エンセリオン氏もたまらず逃走。運良くブラックオークの追撃距離は足りず、一命をとりとめます。
オーク陣営深く切り込んだフェニックスガードとティリオンは、ナイトゴブリンレジメントにチャージ!
これにはさすがのナイトゴブリンも恐怖に震え上がりながらも何とか心理テストに成功。
接近戦はハイエルフ側の一方的虐殺。ナイトゴブリンは塵々に敗走していきました。
5ターン目
先のハイエルフターンに戦意を取り戻したエンセリオン氏。
しかし、前後左右から自分めがけて敵が突撃してくる姿を見とめ、彼は覚悟を決めます。
「ウルサーンの民の誇りである合戦の軍旗を失った私に残された道は旗を取り戻すこと、それだけだ!下劣なるオークども、かかってくるがよい!」
正面からはグリムゴール率いるブラックオーク、背後からはボアボウィにチャージされたエンセリオン氏。

グリムゴールに一騎打ちを挑むエンセリオン!
グリムゴールの強烈な一撃を盾で防ぎつつ脇腹をえぐる!!!
しかし次の瞬間、グリムゴールの2撃目でエンセリオン氏は盾ごと真っ二つにされ、わずか数秒で一騎打ちに決着がついてしまいました。

あぁ、哀れなり、エンセリオン。
先ほどナイトゴブリンを屠ったティリオンは戦場全体を見渡します。そして誇り高き我らの軍団旗が掲げられていないことに気付きました。
一瞬にして状況を察したティリオンは一人全力で戦場中央に走ります!

間に合ってくれ!

しかし、彼が敵のまっただなかにたどりついた時、彼が最も信頼する男エンセリオンはグリムゴールによって倒されていたのでした。

「おのれ、下劣なるオークども。我が怒りはウルサーンの怒り!受けるがよい!サンファングッッ!!」

ティリオンがサンファングをブラックオークに対して掲げると、燃え盛る火炎が爆風と共に襲いかかる!!!
サンファングから解き放たれた爆炎は全てを焼き尽くすがごとく燃え盛り、ブラックオークはその中で次々と倒れていきます。
しかし、この業火の中を何事もなかったのように歩み出てきたのはグリムゴール。
ついにここにきて両軍の総大将が正面から向きあったのです!!

6ターン目(ラストターン)

もはや両者は交わす言葉もなく、全力でぶつかるのみ!
この一騎打ちがこの戦争の、いや、ウルサーンのみならず世界の運命を決するのです!
ティリオンのサンファング(S7)がグリムゴールの右肩を捉える!(3発ヒット、3ウーンド)しかし、禍々しいオーラがこれを弾き返す(ワードセーブ成功)。
ティリオンが一瞬よろめいた瞬間を逃さず、ギッツソニックを振るうグリムゴール(S7)。
これをよけきれなかったティリオン(5発ヒット、5発ウーンド)。その凶刃はティリオンの胸を捉えたかに思えた、がしかし!
彼の胸で輝くアヴェロンの心臓が強烈な輝きを発し、ギッツソニックを受け流す!(ワードセーブ成功)

お互い全く互角の戦いでした。
2人の戦いは続く!そう、どちらかが倒れるまでッ!


戦い終わって
かろうじてグリムゴールを退けたティリオン。
この戦闘の後、オーク軍はウルサーン防衛軍があっけにとられるほど迅速に後退を始め、ついにはウルサーンから完全に退却してしまった。
多くのハイエルフにとってこのオークの去り際の良さはほとんど奇妙で理解できないものであったが、
オールドワールドで数々のオークボスを打ち破ってきたティリオンの双子の弟テクリスは後にこう分析している。

グリムゴールはハイエルフ最強の男と殺りあって満足したのであろう

しかしオークがウルサーンに残した傷跡はあまりにも大きい。ウルサーン防衛軍もまた大幅な再編成を必要とするだろう・・・・・

ゲームの結果は
ハイエルフ オーク&ゴブリン
殺傷ポイント 1089 985
バナー 200
戦場支配 100
  合計 1189 1185
というわけで、全くの引き分けでした。
いきなりオークシャーマンが自分の魔法で自滅するなど、1ターン目から最後のターンまで波乱万丈な展開で非常に楽しいゲームでした。
こうして振り返ってみると僕の最終兵器バトルバナーの出目が1だったことさえも、
最後にティリオンVSグリムゴールへ至るために必然だったのかもしれないって感じですよね。
あそこでバトルバナー6とか出てグリムゴールを敗走でもさせてたら空気読め!って感じですからね(笑)。いや、もちろん狙ってたんですけどね(笑)。
最終的にティリオンVSグリムゴールの一騎打ちも出来たわけですし、大満足です。おしむらくは最終ターンだけでは決着がつかなかったことでしょうか。

というわけでmomijiさん、今後もぜひゲームをいっぱい遊んでウォーハンマーをもっともっと楽しんでいってくださいね。
対戦ありがとうございました!
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