ハイエルフVSデーモンオブケイオス 3000ポイント ピッチバトル
Written by Rman


対戦日 平成21年1月11日
対戦場所 広島ミニチュアゲームの会(東広島公民館)
対戦者 Rman(ハイエルフ)、ダニエルさん(デーモン

新年一発目のゲームは僕が広島ミニチュアゲームの会にバトルボードを持ち込んでのFB大決戦となりました。
対戦相手は広島会の豪将ダニエルさん。ナーグルに特化したデーモンアーミーです。
お互い3000Pいけますよ!ってことで、僕は昨年(2008年)の福岡MG大会で使用した3000Pロスターを再び使用しました。
自分で言うのも何ですが、豪華なバトルボードにお互いフルペイントのアーミーということで、非常に贅沢な時間を過ごすことが出来ました(笑)。

写真がメインの簡単なレポートですが、お楽しみいただければ幸いです。
ちなみに青の枠が先行ハイエルフターンに起こった出来事。
緑が後半のナーグルターンです。

〜イントロ〜
エンパイアにケイオスの脅威が迫っているとの伝達を受けたウルサーンの不死鳥王フィヌバールは、再びテクリス師をオールドワールドに派遣した。
そこで彼らを待ち受けていたのは大地を腐らせながら前進を続けるデーモンの大群であった。
テクリス師率いるハイエルフ軍はこの脅威を排除し、無事にエンパイア軍と合流することができるか!?



初期配置完了



丘に弓兵とシーガード、ボルトスロアーを配置した我がハイエルフ軍。地の利はハイエルフに有り!
対するナーグルデーモンはバランスの良い布陣をひいています。中央にはあの腐臭の尊父が陣取り、
スカウト能力をもつナーグリングが不気味な笑みを浮かべつつ丘の兵を狙っています。


我が軍には偉大なるスタードラゴンも参戦!
我が軍にとってこれほど心強い味方はいません。
偉大なる空の王者の助けがあれば、混沌の悪魔など恐るるに足らぬわ!
戦場端にはビーストオブナーグルとナーグリングの大群が。
岩陰にはかの青の書記ブルースクライブが!
ヤツを仕留めねばこの戦いはすべからく変化神の糧となってしまうでしょう。
彼らの護りの力があってこそ、
テクリスも魔力の風に集中することができるのです。
ほんとにフェニックスガードの4+ワードセーブは頼もしいです。
戦場中央には不浄の尊父グレートアンクリーワンと、
勘定頭エピデミウスまでもが顔を揃えている。
ただならぬ腐敗のオーラを感じた瞬間でした。
丘の上では弓を携えた部隊がズラっと並びます。タフさで有名なナーグルに
エルフの弓がどこまで通用するかわかりませんが、
命中させる自信はあります!
レンウースの君も広い戦場を見渡し、狙うべき獲物を探しています。
パランクィン騎乗のヘラルド合流のプレーグベアラー。
これほどの分厚さを誇るユニットが3ユニットも居るとは、
さすが3000Pといったところです。
正直、勝てる気がしませんでした(笑)。


1ターン目

先手を取ったハイエルフ軍。
スタードラゴンとドラゴンプリンスが先手必勝とばかりに一気に前進します!
我が軍に栄光あれ!
そして、丘の上の弓兵は全力でグレートアンクリーワンに射撃!
しかしながら、こちらの威嚇射撃には全く動じることなく、
全力で前進を始める腐敗の悪魔達。
彼らの通った跡には腐った大地が広がっていきます。
レンウースの君も森の影に身を隠しつつ、至宝リーヴァーボウを使い、
グレートアンクリーワンに強烈な射撃を浴びせます!
しかしこの怪物は恐ろしいまでの耐久力と再生力を備えており、
自慢の矢も腐肉にズボズボと埋まるだけで、決定打になりませんでした。
多くの射撃を全く無傷でやり過ごしたグレートアンクリーワン。
凄まじいまでの迫力でハイエルフ軍ににじり寄ります。
もしもこの不浄の尊父に接近されたものなら、いくら屈強なハイエルフ軍と言えど、
恐ろしい結末を迎えることでしょう!何としてでも止めねば!


2ターン目

2ターン目開始早々にプレーグベアラーに対し、恐れ知らずのドラゴンプリンスとスタードラゴンが果敢にチャージします!
不敵にもスタードラゴンに側面を晒したプレーグベアラー。しかし、このハエのようなヘラルドは「粘液の道」なるギフトを
持っており、側面ボーナスを無効化できるというのです!動揺するハイエルフ軍。しかし、この戦闘には絶対に負けられません!

マジックフェイズにはテクリス師が命がけで
「矢をいざなう呪い」をグレートアンクリーワンに対して唱えました。
魔法は見事に成功!「矢をいざなう呪い」とは呪われた対象に対する射撃は
全てミスヒットをリロールできるという魔法です。
そして、レンウースの君×3発、ボルトスロアー×2発、シーガード×15発、
アーチャー×10発×2もの矢が一斉にグレートアンクリーワンに降り注ぎます!
これにはさすがの大悪魔も穴ぼこだらけに!
その姿が崩壊しつつあるのは丘の上からも確認できました。
(合計9ウーンズ!!)
この勢いに乗って接近戦を始めたドラゴンプリンスとスタードラゴン!
我がハイエルフ軍の士気は高く、
タフなプレーグベアラーをバッサバッサと切り倒します。
そして我が軍団旗手エンセリオンが掲げる魔法の大軍旗「バトルバナー」が
強烈な輝きを発し、腐った悪魔を容赦なく浄化していきます
(出目6とか笑ヒドイですね)。

戦場中央ではハイエルフ軍が圧倒的に優勢な立場を確保!
しかし、戦場のあちこちで、不穏な状況が生まれつつありました。
敵陣深く切り込んだグレイトイーグルがナーグルの子供達に捕えられ、貪り食われてしまいました。
後方にはレンウースの君が控えており、彼の人生で最大のピンチが訪れました!しかし、ナーグリングの猛進出目は3とか(笑)。
何とかレンウースは難を逃れる事が出来ました。

また戦場右翼では、丘の射撃部隊にもビーストオブナーグルが全速力で迫ってきました。
腐敗の病はゆっくりと、しかし着実にこの大地とハイエルフ軍を蝕みつつあるのでした。
(このターンのダニエルさんはナーグルのセーブ&再生ロールを意味不明なくらい失敗し続けて、涙でしたね(笑))


3ターン目

第一のプレーグベアラー部隊を消滅させたスタードラゴンとドラゴンプリンスはそれぞれ仕切りなおし、
スタードラゴンは鬱陶しく動き回るナーグリングに襲い掛かります!この子供達をここで止めねば、我が軍の作戦が覆されてしまう!
続く射撃フェイズでは、ローザンシーガードの射撃で、ついにグレートアンクリーワンを撃ち落します!
この瞬間、我がハイエルフ軍は勝利を確信し、さらに士気を高めたのでした。
戦場の後方すでに腐れ荒野と化した場所では、危機を脱したレンウースの君がブルースクライブを執拗に狙い、矢を放ちます!
(ちなみにダニエルさん自作のブルースクライブ、格好良いですよね〜殺し概いがあります笑)

接近戦ではあっさり片付けられると思っていたナーグリングが意外やしぶとく、(そりゃウーンズ数凄いですもんね冷静に考えると)
ドラゴンも硬直状態となってしまいました。こんなハズでは!!
そしてナーグルの腐苦臭(復讐)が始まります...
丘の上のアーチャーにサイドチャージを仕掛けるビースト!
我がハイエルフ軍のアーチャーがいくら精強とは言え、
この凄まじいまでの迫力に圧倒され、なすすべもなく屠られてしまいました。
ボルトスロアー隊にはナーグリングが飛び掛ります!
必死に防戦するも、鼻をカジられたクルーが転倒した瞬間に、
ワラワラ〜っと食い尽くされてしまいました。
戦場中央ではテクリス師が先のターンで
ドレインマジックに失敗していたこともあって、
デーモンの魔法が炸裂していました。
ドラゴンプリンスが次のターンに突撃をしかけようと
狙っていたヘラルド合流のプレーグベアラー。
このヘラルドは凶悪な「疫病の瘴気」のキャストに成功し、
コイツに接敵したヤツは激しい痙攣により、
まともに手出しができなくなってしまうのです!
どうするドラゴンプリンス!

そして、我が軍の陣地は横と正面から同時に攻めてきた
ビーストとナーグリングに好き放題されてしまいました。

さらにアーチャーを虐殺したビーストはそのまま
シーガードにまでサイドチャージ!
我が軍の精鋭が戦場中央に留まる中、
後方の陣地内でこのような悪夢が起きようとは!

焦りを隠せぬテクリス師...。
そして尊父なきナーグル軍にあって、エピデミウスが
不気味に算盤を弾き続けるのでありました...。


4ターン目

疫病の瘴気を撒き散らすヘラルドに対し、ドラゴンプリンスはあえて不利な戦いをすることは無いと、チャージの宣言をしませんでした。
魔法フェイズでテクリスがドレインマジックを通せばいい、そう考えていたのです。しかし!何を動揺したかテクリス師、ドレインマジックのキャストに失敗!
いよいよ、魔力の風までもがケイオスに傾きつつあるようです...。

続く接近戦でシーガードは辛うじてビーストの攻撃を防ぎます。
こうして正面ガラ開きになったドラゴンプリンスに対して ヘラルドがチャージ!しかも続くマジックフェイズで、再度「疫病の瘴気」が成功し、
我が方が圧倒的に不利な状況に追い込まれしまいました。
しかし!この戦いがオールドワールドの未来を決めると言っても過言ではありません。
尊大なるドラゴンプリンスは不退転の覚悟で、この圧倒的不利な戦いを受けてたちました!

パランクイン上から圧倒的な攻撃を繰り出すヘラルド!しかし高い防御力を誇るドラゴンプリンスはその攻撃を何とか1人の死者を出すのみで耐え切り、
そして迎えた運命の瞬間。

バトルバナーの出目は...コロコロコロ.......
6!

結果、辛うじて勝利をもぎ取ったドラゴンプリンス(笑)。次は疫病の瘴気などという下劣な手は喰らわぬ!
しかし戦場後端ではさらなる悲劇が!
テクリス師の盟友ミュルディヴァールがビーストの魔の手に堕ちてしまったのです!
仇を討とうと奮起したシーガードによって、何とかこの害虫も駆除することが出来ましたが、なんと手痛い犠牲になったことでしょう!
オールドワールドの未来の為にも、本来このような戦場で命を落としてはならない尊い御方でありました。

そして、テクリス師の眼前にはエピデミウスまでもが迫ってきました....。



5ターン目

先のターンにナーグリングを消滅させたスタードラゴンは乗り手を失いつつも、偉大なる意思をもって、
悪魔達に浄化の炎を浴びせます!燃えたぎるブレスに焼かれ、レンウースの君の強大な射撃を受けたプレーグベアラー。
しかしエピデミウスはニヤニヤするだけで全く動じる気配を見せません...何か、嫌な気配が戦場に漂います。

続く接近戦フェイズでは、またもバトルバナーが奇跡の出目6を出し、プレーグベアラーを跡形も無くレルムオブケイオスに追い返しました。
(なんというバトルバナーの出目(笑)。ダニエルさんも「ありえないよ〜」と泣いておられました)
このまま勢いに乗れば、デーモン軍を完全に浄化しきれる!ハイエルフ軍は一斉に鬨の声を上げます!!
しかし、そこには罠が待っていました。何と、テクリス師の死角である真横からナーグリングの群れが現れ、師に襲い掛かったのです。
フェニックスガードが必死にジェネラルを護ろうとしますが、
勢いづいたナーグリングは師の体に覆いかぶさり、そのまま押し倒し噛り付いてしまったのです。かくして凶歯に倒れたテクリス!
ハイエルフ軍が勝鬨を上げた瞬間に起こった悲劇でした。


6ターン目

主を失ったフェニックスガードは全てを見通しているかのごとく、沈黙を保ったままエピデミウスに突撃しました。
この戦いの結末をフェニックスガード自身が知っていたのかどうかは分かりません。
しかし、アシュールの神々がこの勇敢な行為を最後まで見届けたことだけは確かでしょう!
ワードセーブ4ぷらぁぁぁぁぁ!!!!
しかし、全部失敗!
ここにきて、ロエック神の気まぐれが炸裂したもようです。
この戦いは我が軍の完敗でした。
最後の接近戦はプレーグベアラーVSアーチャーの地味対決。
歴戦の兵であるアーチャーはこの不浄なる悪魔に先制攻撃を浴びせ、
この対決に勝利しました。(こういうところで地味に強いですよね、ハイエルフ)

戦い終わって
テクリス師はナーグルの疫病に倒れた。しかし、その直後、フェニックスガードが見せた英雄的な突撃により、エピデミウスをその場に食い止めることができ、
その間でレンウースの救助が辛うじて間に合った。
その後ドラゴンプリンスとドラゴンの活躍によって、デーモン軍は完全に駆逐されたという。
しかし、我がハイエルフにとっても、被害は甚大である。一刻も早くエンパイア軍と合流せねば....。

けっきょく、ゲームのポイントは詳しく計算してませんが、
僕の辛勝といったところでした。
序盤戦ではダニエルさんのセーブと再生の出目が悪くて悪くて、
ちょっと可哀想なくらいでしたが、
それ以上に僕のバトルバナーの出目が終わってましたね。
出目6か5しか出てません....。
まぁ、戦術云々よりも今回はバトルバナーですね(笑)。

ダニエルさんとしてもグレートアンクリーワンが沈められたのが
かなり悔しかったようですが、テクリスを殺れたので大満足されたようでした(笑)。

今回はお互いフルペイントの3000Pということで、写真は撮り放題で何を撮っても
絵になるという、非常に贅沢なゲームが出来て大満足でした。


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