Written by Rman
対戦日 平成24年3月30日〜31日
対戦場所 RoR防府支部(山口県のRman宅)
対戦者 Rman(スペースマリーン)、ダニエルさん(ケイオスマリーン)
〜イントロ〜
僕の夢がひとつ叶うとき

インペリアルフィストのスペースマリーンを作り続けてきた僕にはひとつの大きな夢がありました。
その夢こそ「アポカリプス戦」です。アポカリプス戦といっても普通のアポカリプスではありません。
チームを組んで戦う普通のアポカリプス戦は確かに何度か遊んだことがあり、どれも素晴らしい経験を得ることが出来て思い出深いものがあります。
しかしながらポイント上限が決められたチーム戦では、アポカリプス戦の本来の理念である「ありったけの戦力で総力戦を遊ぶぜ!」を実現できなかったこともまた事実です。
インペリアルフィストを作り続けてきた僕は、巨大な規模に成長した我がアーミーのまさに「総力戦」をやってみたい、それを夢に見続けてきたのでした。

とはいっても、ウォーハンマーが対戦ゲームである以上、対戦相手無くしてビッグなアポカリプスもありえません。
そこで僕は長年の親友でもある広島ミニチュアゲームの会の
「ビッグ・ダン」ことダニエルさんに2年くらい前からずっと熱烈なオファーを出し続けてきました。

「僕とマンツーマンのビッグ・アポカリプスをやりましょう!ぜひお願いしますよ!」

そんな風にお願いしながら僕はサンダーホークを作り、リーヴァータイタンも作って着々と準備を整えていました。
ダニエルさんも僕の熱烈な誘いに応えてくださって、彼のケイオスマリーン「ナイトローズ」をこつこつと増強してくれました。ビッグな兵器も!

そして、2012年3月31日と4月1日の土日の2日間を使ってマンツーマンのアポカリプス戦をやることに決まったのが2012年始まってすぐの頃でした。

ゲームを行う場所は山口県におけるウォーハンマー最後の砦でもあるRoR防府支部(僕の家)。
ゲームのポイントは電車で来てくださるダニエルさんの限界運搬量である7,000ポイントを目安に、ということに決まりました。
すでに14,000ポイントのアーミーを持っている僕からすると、7,000pとか入れたいものが全然入らねぇぇ!!と思わなくもないのですが(笑)、
実際一人で7,000pものアーミーを運用したことがあるわけもなく、前代未聞の規模であることは間違いありませんので、もうワクワクして当日を待ちました。


来るアポカリプスの刻

決戦の日である3月31日の前日、金曜の夜にダニエルさんが新幹線と電車を乗り継いでわが街「防府」に到着。
それとほぼ同時に広島会から心強い助っ人
鉄さんも到着!
鉄さんは僕達2人のアポカリプスを見届け、またゲームマスター(主にルールサポーター)として参加したいと申し出てくれました。
鉄さん、本当にありがとうございました。
お二人が到着して、近所の喫茶店「モア」で遅めの晩御飯(僕は定番のから揚げ定食、鉄さんは焼き飯大盛り、ダニエルさんはチーズ入りハンバーグ定食+焼き飯)を
平らげてさっそく戦闘準備開始です!!

戦場の構築
金曜の夜から、さっそく戦場の構築を開始しました。
我が家のダイニングルームから食卓を撤去し、そこにフルサイズの情景ボードを2つ並べました。
ああでもない、こうでもないと組み合わせながら、結局、ゲームボードとしては異型のL型にセット。
ちなみに、市街地の情景ボードは一昔前にGWが40Kエキスパンション「シティーオブデス」をリリースした際に限定販売していたシティーマットを使用しています。
シティーマットは丈夫とはいえ紙製でしたので、丈夫な木製ボードに貼りつけて60センチサイズにカットしてあります。
道路の形状なども組み換え可能で、なかなか便利です。厚みはもちろん、シタデル・レルム・オブ・バトルボードとばっちり合わせてあります。
それにしても、アシスタントの鉄さん(身長170センチくらい)と比べてもこの大きさ(笑)。鉄さん、いきなりスミマセンでした(笑)。
合計14,000ポイントにもなるバトルであれば、これくらいのサイズは必要になってくることでしょう。

そしてバトルボードが完成すれば、今度はその上に情景モデルを配置していきます。
RoR防府支部にはそれこそ山ほどの情景モデルがストックされていますので、選り取りみどりです。
鉄さんを加えた3人で「ああしよう、こうしよう」と相談しながら情景モデルをセットアップ。
アポカリプスの戦場は動きやすさが重要なポイントになってきますので、情景モデルはエリアを作って配置することが推奨されています。
そんなわけで、出来上がりました。市街地から草原地帯へ道路を延長させることで2つのボードの1体化を狙ってみました。
情景モデルはある程度ひと固まりにして置きました。
市街地の中には廃墟のセクションを設けました。
道路に囲まれたこの部分は移動し難い地形扱いです。
インペリウムの基地も一固まりにしました。ちなみに、
左側の青い基地は昔のGW純正の厚紙製テレインです。雰囲気だけは抜群に良い物です。
定番の森セクションもあります。けっこう大きな森ですよね。 市街地の後方にはケイオスの神殿と破壊されたライノの残骸を配置。
この戦場はすでにケイオスに汚されているようです。

アーミー紹介
インペリアルフィスト戦団「スピリット・オブ・ドルン」
これぞまさに、我がインペリアルフィストの集大成的な編成です。
今回はスーパーヘビーは2〜3個で、ということだったので、あえてウォーハウンドやリーヴァータイタンは入れずに、あえて全て黄色でまとめてみました。
今までも数々のバトルをくぐり抜けてきたインペリアルフィスト第三中隊を率いるのはキャプテン・ラインヴァルト。
満を持してのコマンドスカッド編入です。そして、その傍らにはデスウォッチから帰還を果したチャプレイン・ストゥルトゥスの姿も。
この7人はランドレイダー・プロテウスに乗車して戦場に進軍します。
そして、製作から1年半の月日を経て初使用を叶えるのがこのサンダーホーク・ガンシップ!!!
この巨大さ、まさにスペースマリーンの最強究極兵器に相応しい佇まいです。いやぁ、ほんとやっと使える・・・嬉しいなぁ・・・としみじみ。
そして、もう一つのスーパーヘビーはインペリアルフィストの遺産「フェルブレイド」です。
ルール的にはBSが4になって600ポイントになったベインブレイドです。ランドレイダーが小さく見えるこの迫力!たまりません。
ちなみにアサルトターミネーターはランドレイダー・クルセイダーに乗車します。
サンダーホークに乗車するのはレリック・コンテンプター・ドレッドノートのサンドロス中隊長!
そしてチャプレイン・ムティアスが率いるアサルトマリーンです。戦闘司祭ムティアスの活躍がこのバトルの勝敗の鍵を握っています。
もちろん、第一中隊の英雄「ダルナス・ライサンダー」もいます。
ライブラリアンのヌミトール氏と共に10体のターミネーターに合流し、テレポート・アタックを狙います!
コツコツと作り続けてきたタクティカルスカッドも全部投入します!バトルカンパニーまでは足りませんが、これだけ並ぶと中々壮観ですね。
タクティカルスカッドに過度な期待こそ出来ませんが、地味に活躍させたいですね。
そしてアポカリプス・フォーメーションのひとつ「アンシェント・アサルト・フォース」を編入。
これはインペリアルアーマー・アポカリプスに収録されており、マスターオブフォージと3体以上のドレッドノートで編成可能なフォーメーションで、
このフォーメーションを組むことにより策略「迂回行軍」を得ることが出来ます。ドレッドノートを並べるのはやっぱ男の浪漫ですよね。
そして、もうひとつのフォーメーションがプレデター3台で組める「プレデター・アサシン・スカドロン」です。
ひとつの標的しか撃てなくなる代わりにヒットロールをリロールできるのです。最大ラスキャノン9本を撃てるこのフォーメーションこそ、
スペースマリーンがスーパーヘビーに対抗するための最善の策なのです!!(ほんとかよ!?)。
満面の笑みを浮かべてピースサインをするワタクシです(笑)。いやぁ、こりゃぁもうニヤニヤしちゃいますよね。こんだけ並ぶと・・・・。
ナイトローズ・レギオン「アルティメット・デストロイヤー」
ダニエルさんのナイトレギオンもまさに集大成的規模です。ここまでずらりと並ぶと圧巻の一言。
今回のダニエルさんのナイトローズを率いるのは何と、あの伝説のケイオスロード「アバドン卿」です!
しかも、コンバージョンによってリメイクされたアバドンの格好良さは半端じゃありません。
アバドン閣下を筆頭に多くのケイオスロードが集結しています。APフォーメーションの「ロード・オブ・ブラッククルセイド」を使われています。
今回のナイトローズの目玉といえば、このグレーター・ブラス・スコーピオンでしょう!
実物を見るのは初めてでしたが、やはり凄まじい迫力と格好良さにシビれました。
コーンマークを削ってあり、ナイトローズカラーにしてあるのもカッコイイですね。
そしてこの空飛ぶタワーこそが、ティーンチ神の繰り出すスーパーヘヴィー「シルバー・タワー・オブ・ティーンチ」です。
ルールはGWのサイトからダウンロードできます。モデルが無くても諦めずに塔を空に飛ばしたダニエルさんに思わず拍手喝さい。
サウザンド・サンズも合流を果たし、主の深遠なる計画を推し進めます。サウザンド・サンズの後方に見えるのが何と3つめのスーパーヘビー、
「ドゥームズ・デイ・デヴァイス」です。SFのエジプトっぽいデザインのモデルを使われて、この配色にすると、まさにサウザンドサンズって感じです。
この究極の破壊兵器がどのような戦果をあげるのか、恐ろしくも楽しみでした。
チョーズン・ケイオスマリーンはメルタガンで武装し、ケイオスドレッドノートも2機。これぐらいは紳士の嗜みでしょうか(笑)
オブリタレイターは僕の3体も貸し出して合計6人!さすがアポカリプス。
チョーズン・ターミネーターを率いるもう一人のケイオスロード。
ナイトローズの最高位に君臨するケイオスロード「ノストロス卿」はインペリアルフィストの憎むべき宿敵です。
とにかく、キャラクターがテンコ盛りです。それぞれのスカッドにケイオスロードが合流しています。
ちなみに手前のライトニングクロウの鳥頭さんは単独行動するケイオスロードです。
こういう役回りのキャラが入れられるのもアポカリプスならではで、いいですよね。
レッサーデーモン&グレーターデーモンも登場です。
ダニエルさんのデーモンは4大神に属していないアンディヴァイドな雰囲気に仕上げられていて、ナイトローズにもよく似合います。
Gデーモンがけっこう可愛いのもツボにハマりますね(笑)
フライヤーも来ました!これはヘルブレイドというライト級のフライヤーで、単体の攻撃力こそ低めですが、
高速移動しながらピンポイントで撃ってくる2オートキャノンは脅威となることでしょう。
ナイトローズを駆るダニエルさんとナイトローズアーミー!ダニエルさんが本物のアバドンに見えてきた・・・。
ほんと、ダニエルさんもノリノリですね(笑)。
それにしても、2人合わせて約14,000ポイントのアーミーがリザーブ・テーブルの上にずらりと並ぶと、ものすごい密度間で、
まさに壮観でしたね。
2人が数年間かけてコツコツと積み上げてきた自慢のアーミーが並んだこの瞬間、何とも言えない達成感を得ることができました。
まだ、対戦してないんですけどね(笑)。並べただけでもけっこう満足できてしまうのも、アポカリプスの魅力でしょうか?(笑)
黄色と青がスパっと綺麗に分かれて、他の色が混ざってないのが、いかにも40Kのマリーン対決って感じでカッコイイと思いました。
それにしても、こうして見ると物量は僕の方がだいぶ多いですねぇ。ダニエルさんがキャラや高コストユニットでアーミーを強化しているのに対して、
ベーシックな編成の延長で組んだ僕のアーミー、これは面白い対決になりそうです。

セットアップ
アポカリプスの戦場が出来あがったら、いよいよアーミーのセットアップの時間です。
アポカリプスを遊んだことがある人はご存じのとおり、このセットアップがいつもと違って面白さが出るポイントですよね。
紙にセットアップする時間を書いて、同時に発表し、時間が短かった方が先に配置するというものです。
今回はチームバトルではなく、マンツーマンのバトルなので、一人で大量に配置するのは大変です。
時間も多めに取ったほうがいいかなぁ・・・でも相談すること相手もいないので、テキトーにガンガンおけるって話もあるし・・・・、で僕が書いた時間は切りの良い
10分
さぁ、ダニエルさんの時間は何分だ!?
ゲームマスターの鉄さんが発表した時間は何と
6分!!
先を越されてしまいました!うう〜む、僕も一瞬7分って書こうかなぁ・・とか思わなくも無かったのですが、その先を行く6分という読みはさすが歴戦のダニエルさんです。

5分間のシンキング・タイムを経てセットアップ開始!!
まるで早送りの映像かのごとくテキパキと迷うことなく配置していくダニエルさん。
しかし、6分はさすがに短い!ダニエルさんも余裕はありません!
終わったぜぇぇ、イエェェェイ!!
ダニエルさんの残り時間は7秒!やるなぁ〜〜。 僕も10分間頑張って配置しました!
実際、ダニエルさんの配置を見ながら置く方が悩むっていうか。大変でしたね。
初期配置はこれにて完了です!!
右下のメジャーから6インチずつ離したラインが無人地帯です。
やる気満々で初期配置エリアのギリギリまで配置しているダニエルさんのナイトローズ。
2台のライノにはケイオスロードがそれぞれ合流したスカッドが入っています。
デーモンプリンスもスタンバっています。
帝国の前線基地を制圧しているナイトローズ、といった雰囲気でしょうか。
オブリタレイターが好ポジションを確保。
サウザンドサンズにはソーサラーロードも合流しています。
後方にはドゥームズデイ・デヴァイスも配置。
そしてティーンチ神が送り出した恐怖のシルバータワーが不気味に浮かんでいます。
対するインペリアルフィストは市街地に主戦力を配置。この写真だけみるとまるでスピアヘッドみたいな状況ですね。
プレデター・アサシン・スカドロンは廃墟の中に配置しています。
ここが最も多くの敵を的に出来るのです。
市街地の道路を最大限利用するため、ビークルは道路上に配置。
ランドレイダーの堅い装甲で後方のライノを守ります。
そして今回の主役の一翼を担うのがレギオン・フェルブレイド。フェルブレイドを使える日が来るなんて、インペリアルフィストを作り始めた当初は思いもよらなかったなぁ。
思えば遠くへ来たもんだ、って感じですか(笑)。
ランドレイダー・プロテウスにはラインヴァルト中隊長とコマンドスカッドが入っています。

オブジェクト配置
アーミーの配置が終わったら、次は作戦目標を配置していきます。
お互い交互に配置していきます。

今回のアポカリプスは累加ポイント式で遊ぶので毎ターンそれぞれのターン終了時に確保分を計算することになります。
マーカーの配置はかなり重要なポイントになってきます。
自軍配置エリアに一つずつ、無人地帯に一つずつ、敵陣に一つずつの計6個を配置します。
お互い交互に置いていきました。無人地帯が狭く、また自軍エリアの限界ギリギリに配置しているダニエルさんにかなり有利な状況になってきました、いきなり(笑)。
無人地帯の設定方法が今回はちょっと特殊だったので、このような形になりましたが、L型の異形ボードだとやむなしでしょうか。
ダニエルさんの陣地に置かれた発電施設的オブジェクト。 もうひとつは通信設備的オブジェクト。オブリタレイターが確保状態からのスタートです。
発電所は無人地帯に。 同じく無人地帯に置かれた重要物資。サウザンドサンズの眼前です。
ダニエルさんが配置した発電施設的オブジェクトは何と戦場の最端。
これを確保しにいくのは大変厳しいと思われます。
僕が配置したオブジェクトは鉄壁の黄色ビークルに守られた廃墟内。
こいつだけは守りきってみせる!


ストーリー
やはりアポカリプスともなればバトル・ストーリーも大いに語らねば、このお祭りを楽しみ尽くすことは出来ません(笑)。
決戦の刻は近づいていた。

995.M41
帝国領土内のケイディア星域にブラックレギオンのアバドン率いるブラック・クルセイドの侵攻が始まってから、数年の月日が流れていた。アバドンは惑星タルスVの強大なる生産能力に目をつけ、これを自らの手に収めようとしていた。万が一、惑星タルスVがアバドンの手に落ちるようなことがあれば帝国が重要な生産拠点を失うことだけでなく、タルスVを起点にしたアバドンの攻撃が惑星ケイディアを蹂躙し、しいては恐るべきブラック・クルセイドが聖なるテラにまで及ぶ最悪の可能性さえも生まれてくるのである。
そして、アバドンはタルスVをデモニック・フォージワールドに変え、人類を滅ぼすべく恐ろしい兵器を次々に生み出すことであろう。

アバドンの第一波はプラネットキラーから地表への猛爆撃であった。この第一波だけで、惑星タルスVの工業地帯以外の市街地は瓦礫と化した。そして、第二波はいよいよケイオスマリーンと強大なるケイオス・ウォーマシンの地表への投下であった。混沌の神々の寵愛を受けし巨大なるウォーマシンが焼け残った防衛拠点を粉砕し、巨大なウォーマシンの足元ではケイオスマリーンが廃墟に立てこもる惑星防衛軍を殺戮していった。

しかしながら、帝国軍の惑星守備隊も必死の抵抗を続け、数々のスペースマリーン・チャプターがアバドンのブラック・クルセイドを打倒するために惑星タルスVへ次々と参戦していた。
銀河の各地から投入された諸チャプターのスペースマリーンは勇敢に戦い続けたが、アバドンが率いるブラックレギオンと彼に従う数々のケイオスマリーンとの数の差は埋めることはできず、一騎当千のスペースマリーンをもってしても圧倒的に不利な戦況であった。ゆえに、地表の重要な拠点は帝国軍とスペースマリーンの勇敢な抵抗もむなしく徐々にケイオス側に落ちていった。

アバドンに付き従うケイオスマリーンの中に強大なるノストロス卿率いるナイトローズ・レギオンがいた。
彼らは惑星タルスVで破壊の限りを尽くし、ついには最重要拠点である惑星総督府であるアテネシスまでも手中に収めていた。そこにはサウザンド・サンズがティーンチ神の魔力を収束させた恐るべき終末の装置が配置された。
この装置が起動すれば、ケイオス神に守られていない地表の全生命体の魂は瞬時にして生贄にささげられ、フォージワールドはディーモンとケイオスに身も心も奉げた者だけが闊歩する暗黒の星になってしまうのである。
そうなれば、アバドンの野望は成就し、ケイディアは最大の危機を迎えるであろう。

このタイミングになって惑星陥落のその瞬間に立ち会うべく、アバドンその人もプラネット・キラーの玉座からその重い腰をあげ、ノストロス卿と共に地表へと降り立っていた。


一方そのころインペリアルフィストのスペースマリーンも惑星タルスVについに到着した。
テラの戦団基地がタルスVの救難信号を受け取ってから、半年もの月日が過ぎていたが、インペリアルフィストは割ける限りの最大戦力をケイディア・セグメントに向かわせていた。
タルスVが今まさにケイオスの手に堕ちようとしたその瞬間、インペリアルフィストは地表へと到着した。インペリアルフィストのチーフ・ライブラリアン・ヌミトールはサイキック能力を研ぎ澄ますことでアバドンが地上に降り立ったことに気付くことができた。そして、アバドンの放つあまりにも強く禍々しいオーラはワープ空間の中でさえも圧倒的に明るく燃え盛っており、彼がどこにいるのかをヌミトールが感じ取ることができるほどであった。
そして、インペリアルフィストの全戦力は防衛基地アテネシスを取り囲む廃墟と化したハイブシティーに到着した。

そこで、アバドンの指揮の下で終末装置を起動させるために一帯のエネルギーを集めていたナイトローズ本隊とインペリアルフィストはついに対峙したのである。

ナイトローズとインペリアルフィストは深い因縁がある。フィデリウスVでの戦い、アンドラス星系の命運をかけたモシュクドWにおける一大決戦、
そしてライサンダー率いる第一中隊がクルセイドに乗り出した際、アイオブテラーに彼らを誘いこみ強襲をしかけたのもノストロス卿率いるナイトローズであった。
悲しむべきことに、ノストロス卿の狡猾で周到な戦術を前に、インペリアルフィストは破れ続けていた。

それゆえに、第一中隊の中隊長ライサンダーとドレッドノートとして再び蘇った中隊長サンドロスはナイトローズに対し復讐を強く望んでいたのである。
今まさに汚れた深青のパワーアーマーに身を包んだ裏切りの兄弟を眼前にし、このタスクフォースを率いるラインヴァルトはドルンの遺産である「ソード・オブ・ドルン」を握り締め、勝利を皇帝陛下に誓った。

インペリアルフィストに残された時間はわずかしか残されていない。彼らはあと数時間で最終兵器の起動に必要なエネルギーを確保するだろう。
しかし、インペリアルフィストの英雄達は必ずや惑星タルスVの危機を救い、ノストロス卿率いるナイトローズを滅ぼさなければならない。

アバドンのブラック・クルセイドに終止符を打たなければ、人類に明日は無いのだ!!


いよいよバトル開始です
セットアップも完了したところで、金曜の夜は就寝。
翌朝からいよいよバトルの開始です!!
バトルのポイントをカウントするために、ホワイトボードを準備。
これぐらい無いと、盛り上がりすぎて途中でわけわかんなくなっちゃいそうですもんね(笑)
もちろん、バトル中はミュージックもがんがん流します。
メインは僕のお気に入りのタクティクスオウガのサントラ(笑)。
いや、実際、重厚かつ爽快な曲調が40Kにもピッタリなんですよ!
バトルの前にはお互いの健闘を願って握手!
ウォーハンマーは紳士淑女のホビーなのです。これはヤラセではありませんよ!(笑)

そして、2人の充実した闘志が今まさにアポカリプスの戦場で放たれようとしています!

第1ターン目から第3ターン目に進む

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