ネクロス (ネクロスの要塞) by AMON
AMONさんのコメント
我が心のふるさと的TRPG「ネクロスの要塞」より黒魔術王ネクロスです。

80年代後半、少年だった僕は、世の中のビックリマンブームに乗らず、
そのダークな雰囲気と冒険感に魅了され、お小遣いの大半を費やしていましたが、
20年以上たった今でも、その「呪い」は解けていません・・・。

製作のキッカケは、Twitterでネクロストークに花が咲いたことでした。
久々の話題で一気にテンションが上がったのですが、ふと手元のあったTKのネクロポリスナイトの仮面を見ていたら
「・・・ひょっとして削ったらネクロスの顔っぽくなるんじゃないか・・・・?」
と思い、モーターツールで削ってみると思いのほか似てしまったので製作開始に至りました。

モデリングに関してはキットバッシュとパテ造形の割合が5:5ぐらいになりましたが
最終的には動きのあるポーズになって、現代風なネクロス像が再現できたのではないかと思います。

ペイントに関しては、オリジナルの配色に沿って塗っていますが、通常よりもよりビビットにすることで
キャラクターとしての存在感を意識してみました。

20年以上、自分の心の中に住み着いてきたネクロスを、自身の手で具現化できたことで非常に満足しています!
いずれナイトやシールダーなんかも作ってみたいな〜と思ってます。

Rmanのコメント
AMONさんの心のふるさとは「ネクロスの要塞」でしたか!
ネクロスの要塞というと、今でもコアなファンが多いみたいでチョコ菓子附属のフィギュアが高値で売買されていたりしますよね。
僕は当時は思いっきりビックリマンの方だったので、ネクロスの要塞については名前くらいしか記憶になかったのですが、
このたびAMONさんから投稿いただいたことがきっかけで少し調べてみたら、昔のパッケージを見て記憶が何となく蘇ってきました。
僕も2、3回は買ってもらったことがあります!

まんだらけ中野店のブログより転載
http://www.mandarake.co.jp/information/2011/03/03/21nkn07/index.html

といっても、ネクロスその人については全く記憶に残ってなかったのであらためて当時の絵を見て見たら、
AMONさんのネクロスの再現度の高さに痺れました。これぞまさにネクロス!
GWのミニチュアを元にしているとはいえ、もうどこがどう改造されているのかほとんどわかりません。
フルスクラッチと言われてもわからないくらいに手が入ってて、よくここまできっちりとまとめられたなぁ〜と感動しました。
顔の細かな造形はネクロスらしい(悪役ながらも)荘厳さを感じさせてくれますし、鎌などの装備品もイラスト再現度高いです!
衣のおぼろげな雰囲気は80年代から現代へ、まるで墓場から蘇ってきたようなオドロオドロシイ雰囲気も抜群です。
AMONさんのモデリングテクニックは半端じゃないですね!

ペイントも素晴らしいと思います。金色と深い青色のコンビネーションがとても印象的で、キャラクターの性格まで感じさせてくれます。
それでいて肌はピンク色なのも原作に沿った忠実な再現といったところですが、80年代デザインっぽくて好きです(笑)。

また、毎度のことながら写真の雰囲気作りも本当に凄いです!
まさにネクロスの要塞がこの1枚に収められているようで、ファンにとってもたまらない雰囲気なのではないでしょうか。
AMONさんのネクロス好きな気持ちが生み出した傑作だと思います。

ところで、ネクロスの要塞って今思うとかなり時代を先読みしてますよね。当時はD&Dとかが入ってきて巷ではTRPGのブームがあったのでしょうけども、
フィギュアを使ってゲームを遊ぶというのは先進性がありますよね。
フィギュアを使って遊ぶTRPGにしてもミニチュアゲームにしても、今でもなかなか日本で根付いていないだけに、
当時ネクロスを買っていた子供がいまこうしてウォーハンマーなりを遊んでいるというのは、まさにネクロス様様ですね〜。

また同じコンセプトでネクロスの要塞が復活したら、そこからミニチュアゲームを知る人も増えそうで、
数少ないミニチュアゲームの入り口として見ても本当に魅力的な話だと一人思ってしまいました(笑)。