ジャバースライス by AMON
AMONさんのコメント
ビーストマンファン待望の新モンスター「ジャバースライス」です。

最初にコイツの存在を知った7版の頃は、ゴールゴンやサイゴールに比べイラストすら無かったので、どこから手を付けてよいものやらと悩んだままだったのですが、
大型モンスターのリリースラッシュにのって待望の立体化を果たしたので、ゴールゴン達と合わせて即注文しました。

その容姿には「ドラゴンのような羽」「虫のような足」「蛙のような舌」「トカゲのような皮膚」「獣のような角と毛」等々、
様々なモンスターの要素が複雑に絡み合い、それでいて立体として非常に面白く、とても楽しく製作できました。
また、ベースとなる倒木や岩等もしっかり造形されていて躍動感あるポーズを引き立てています。
普段なら「ちょっとココを修正・追加しようかな・・・」と思う所があるのですが、こいつはホントにそのままで完成度の高い傑作キットだと思います。


塗装に関しては、配色で色々な案を考えたのですが、より「毒々しく」を考えた結果、「紫とピンク」に決定。
背中の毛をアクセントにしようと緑にしたのですが、ある程度塗り進めた時点で配色がバットマンのジョーカーに思いっきり被っている事が発覚・・・!
ただ「気持ち悪くってカッコいい」という点でそれもアリかなと開き直ってそのまま一気に塗り進めました。

そしてようやく完成!というところで、改めて見直したときに何か「足りない」感じが・・・・
そう、今まさに獲物を捕らえようと伸ばした舌の先に、肝心の「獲物」がいないっ!!
そのとき瞬時に思いついたのが、ジャイアントのキットに入っている「通称:お助けぇ!の人」。
試しに並べて置いてみると、舌先の位置と彼の後頭部がジャストフィット!
気が付くと1時間ほどで彼のペイントを仕上げていました・・・。(ドライヤー使いまくりの強行ペイントでしたが・・・)

そのかいあってか、非常に「イイ画」に仕上がったのではないかと思います。

ちなみに「お助けぇ!」の彼には、今後もどんどん危険な目にあってもらおうと計画中です!

Rmanのコメント
とりあえず、「お助けぇ〜!」の絵が最高です!!(笑)。こんな熱い写真、なかなか撮れませんよ〜!感動しました。

ジャバースライスは設定的には非常に恐ろしい存在で、
いわゆるジャバウォックという怪物をウォーハンマー的にアレンジしたものなんだろうとは想像できましたが、
タチが悪いことにイラストが無くてほんと困りましたよね〜。
イラストが無いのがかなり意図的なものを感じていやらしかったわけですが(笑)、
僕もいざビーストマンをやることになればトンデモ改造してやろうと色々想像を膨らませていたところに、
このモデルが電撃発表されて!もう、大満足というか僕の想像を全ての面で上回る非常に良いモデルだったので、
AMONさんと同じく無改造で作りたいと思いました。

そして、AMONさんがペイントされたジャバースライスは凄まじい個性を感じさせる一体に仕上がっていると思います。
ゴールゴンでもそうでしたが、見本の配色とはガラリと変えられたオリジナルの配色ながらしっかり丁寧にペイントされていることで、
見本と比べると随分奇抜な配色なのに説得力の高さは見本に比べても全くひけを取らないものがあります。
お腹の色を白っぽくされたのも紺色という奇抜な色を採用しつつ生物らしさを表現した見事な配色だと思いました。

見本が割に落ち着いた色味だったので、森で生まれた怪物という印象でしたが、
こっちのほうはケイオスそのものから生まれた「混沌の怪物」というイメージに近いというか、
様々なモンスターの要素をもつデザインだけに悪魔的な雰囲気もよく似合ういそうなだけにこの配色はほんとナイスです!

変な位置にある瞳もくっきりギラリと光ってて、いいですね〜。やはりモンスターといえど眼力は大切だと思います。
顔の迫力というか奇妙さは他のモンスターの追随を許さないレベルの高さですよね。
上の歯と下の歯が全然大きさ違ったりと、この不均衡さというか崩れた感じに何か心が落ち着かない不気味なものを感じます。

とはいえ、ジャバースライスがこんなにも可愛い奴だったとは改めて気付きました。
お腹についた虫のような足とか、口からビヨーンと伸ばした舌もたまらない愛くるしさです(笑)。
舌の色が妙に生っぽくてヌルっとした表現も見事です。

通称「お助けぇ!の人」(笑)のペイントも何気に良い感じに仕上がっていて、迫真の表情が素晴らしい!
ネタとはいえレベルが高いと思います!(笑)ほんと、この絵はビーストマンアーミーブック表紙の内側にある2枚の写真のうち1枚にして欲しいくらいです!!

僕もこの人をいつか塗ろうと思ってスタンバってましたが、先を越された!とちょっと悔しく思いつつ、僕も今度モンスターを作る時は真似させていただきたいものです(笑)。